ロクさんのアクティブライフのブログ

自然観察を通してのシニアの元気報告を575に託してお届けします。

自然観察を中心に、アクティブに活動している様を、
写真とコメントを交えて俳句にまとめています。
毎日発信でシニアの元気報告になっています。

彼岸花

          箕面滝道に咲いていた白花のヒガンバナ


 毎年ヒガンバナをアップしているが、今年も1週間ほど前から咲き出している。今年は異常気象で花の時季がかなり速くなっている。お彼岸まで待ってくれるだろうかと心配していた。しかし、この花ばかりは季節を違えず咲いてくれる律儀な花である。あまり信仰心がないので神仏に興味はないのだが、長年にわたって伝わってきた農耕文化と人々の生業には興味がある。農耕の民として暦を大切にして来た遺伝子は体内にあると思う。と言う事でヒガンバナのアップも彼岸入りの今朝を待っていた。撮れたて写真で紹介したい。
 稲作が大陸から入ってきた頃にヒガンバナも一緒に渡来したと推定されている。救荒植物としても利用されて来たようだが、ノビルの根茎と間違って誤食したロクとしては “くわばらくわばら” である。
 昨日は箕面で会議があったので、ついでに通行止めになっているという滝道の様子を覗きに行って来た。知り合いの都市計画専門家は、国定公園の滝道全域が危険個所だと指摘されている。一昨年の大雨で滝道の一部が崩落し通行止めになっている。その後、昨年も被害が出て復旧の目途が立たないうちに、今年の地震と大雨である。山道になっている左岸も倒木などの被害で通行できない。紅葉の名所だが3年続けての通行止めで、沿道のお店にとっては死活問題である。そんな事とは知らずにヒガンバナが咲いている。


「違えずに 今年も畔に 曼珠沙華」

近大薬草園

             薬用・食用になるフジマメ

                キャンパス正門

          お昼は学食で(カレーと小鉢で366円)

                書斎レプリカ


 近鉄長瀬駅に着いて先ず驚いた。何十年前にはこんなに改札口も広くはなかった。学生が改札口から排出されるのに時間がかかる。それだけ大学がマンモス校になっている証しだ。東大阪市に住まいされる仲間から近大薬草園についての情報を頂き、昨日は案内して貰った。大学に向かう通りは依然と余り変わらないが、1コインで食べられる程度の各種食堂がひしめき合っている。昔は麻雀屋がたくさんあったように記憶している。
 正門少し手前にひっそりとした佇まいの薬草園がある。薬科大学薬草園ほどの規模は無いが、各種薬草は揃えられているので参考にはなる。自由に入園できるのも嬉しい。事前に申し込んでおけば説明も受けられるようだ。
 近くに司馬遼太郎記念館や田辺聖子文学館もあり、ついでだからと案内して貰った。司馬遼記念館は以前に訪問しているので、今回は田辺聖子文学館への案内をお願いした。近大から歩いて30分ほど離れた樟蔭女子大学校の図書館内にあり、彼女の生い立ちから晩年までを垣間見ることが出来る展示になっている。小説とは違った洒脱なエッセイが生み出された背景なども知ることが出来た。


「キャンパスは 青春回帰 秋暑し」

水引

              裏から見ると白く見える

               葉に黒い斑紋が

            斑紋の残らない「新」ミズヒキ

              キンミズヒキ(参考画像)

          タデ科仲間のイヌタデ(アカマンマ)


 茶花として人気のミズヒキだが手持ちのデジカメではうまく撮れない。里に近い山道に生え半日影を好むタデ科の多年草である。水引とは「こより」を紅白に染めて作った進物用包装紙を結ぶ紙糸のことだが、花の色が上から見ると紅色で、下からみると白いのでミズヒキと名付けられた。白色だけの銀水引と言うのもある。金水引と言うのもあるが、そちらはタデ科ではなくバラ科である。ミズヒキは花の咲く時期に全草を採取して、乾燥させたものは止血や腰痛・胃痛などの薬草として使われる。
 葉っぱに黒い斑紋が入っているのが特徴だが、最近は斑紋の入らないものもあり、我々の間では新ミズヒキとして区別している。しかし個体差の違いで「新」を冠するのは間違いだろう。相対的にタデ科の花は地味だが、イヌタデなどが群生していると季節を感じさせてくれる。アカマンマと言われて子どもたちがままごとで遊ぶ、そんな風景には出合わなくなってしまった。昭和は一昔前になろうとしている。


「水引草 せめて今だけ 風吹くな」

春木地車祭


 僕が岸和田市生まれなら絶対にのめり込んでいただろう「だんじり祭り」に行って来た。以前会社の同僚が岸和田市に住んでいたので、祭りの日にお招きにあずかりご馳走になったのを思い出す。今回は同じ市内だがお隣の春木だんじり見物である。この街では12町からのだんじりが出る。じねんクラブに所属する仲間の案内だった。地元の彼は我々を穴場に案内してくれ、曳き手の汗が飛び散るほどの近場で鑑賞することが出来た。お昼には我々のために会館を借り切り、大鍋におでんを用意してくれた。何でだんじりにおでんか?と問われた。その時には即答出来なかったが、曳唄を見ていて、祭り日はだんじりが宮入りするので精進料理なのだと直感した。果して正解かどうか?
 京都の祇園祭がそうであるように、だんじり祭りもドシャ降りの雨でも催行されるという勇壮な祭りである。地元の人は一年をこの日に合わせて準備される。正月よりも大切な日で、勤め人もだんじりの日には休暇を取らないと村八分にされてしまうらしい。だんじり衣装などの専門店や地車を作る工務店などあり、地元の宮大工などが技を競っている。
 <だんじりの曳唄として今に伝わる「尻取り唄」>
石山の秋の月 牡丹に唐獅子竹に虎 虎追うて走るは 和藤内 和藤内お方に 知恵貸そか 知恵の中山千願寺 千願寺の おっさん坊さんで 坊さん蛸さん入蛸さん 卵のほやほや あがらんか 今日は精進 明日にしょ ヨイトサ~ ヨイトサ~


「地車の 曳き手の汗も 飛び散りて」

木斛(モッコク)

             赤い葉柄が綺麗なモッコク

            サンゴジュの実も目立っている


 庭木に人気のモッコクの実が色付いてきた。山渓図鑑ではツバキ科モッコク属になっているが、最近サカキ科に再分類された。愛好家は自生のモッコクを求めて海岸近辺の山を探し歩く。花の時季にしっかり観察出来ていないが、日本原産の着生ラン「石斛(せっこく)」の香りに似るので「木斛(もっこく)」とした。知り合いで庭師に養子縁組した友人がいるのだが、庭木についてのアドバイスなど受けたことを思い出す。
 モッコクは邪魔をされずに育つと直立した高木になる。庭師は「真木」として庭作りの中心に用いるらしい。別名でアカミノキやアカギと云われるように葉柄の赤さが目立つ。材は緻密で堅く建築材、器具材、寄木細工にも使われる。特に沖縄の首里城正殿に使われたほどの重要な建築材である。樹皮にはタンニンが含まれているので茶褐色の染料としても利用されている。(以上山渓ハンディ図鑑4「樹に咲く花」による)


「眼を凝らし 何処ぞに秋の 来るを観る」