ロクさんのアクティブライフのブログ

自然観察を通してのシニアの元気報告を575に託してお届けします。

自然観察を中心に、アクティブに活動している様を、
写真とコメントを交えて俳句にまとめています。
毎日発信でシニアの元気報告になっています。

千振


 “良薬は口に苦し” と言われるが、まさにセンブリのことを指しているのだろうと思われる。先日アップしたゲンノショウコと並ぶ三大民間薬である。初夏に咲くドクダミの時にも紹介しておいた。ところが2年草のリンドウ科センブリだけは見かけることが少なくなった。山で見かけると皆で確認し合うほど嬉しくなる植物である。基本的には白花で中に紫の筋が入っているのが目立つ。ムラサキセンブリやアカバナセンブリもあるそうだがまだお目にかかっていない。松茸例会の時に飲み過ぎたので、翌朝の散策時に見付けたセンブリの細い葉っぱを一枚だけ失敬して口にした。その苦いこと苦いこと。
 センブリは食欲不振・下痢・消化不良・腹痛などに効くようで、生薬名は当薬と呼ばれ単独で用いたり、陀羅尼助などの地方名薬に含まれたりする。自生種だけでは間に合わないので長野県辺りでは薬用として栽培されている。
 三大民間薬以外にも安心して利用されているのはキササゲ・カキドオシ・タラノキ・ウラジロガシなどで、文字の無かった頃から薬として使われてきた。毒性分など副作用が殆ど無いというのが絶対条件である。これらは花の咲く時期に採取するのが良いとされている。開花時が植物の成長過程で頂点に達しているからである。


「人の来ぬ 山に入りて 千振に」

花いっぱいプロジェクト

           子どもたちの真剣な眼差しと笑顔

              移植が終わって水やり

                終わりの挨拶


 木曜日からトンボ宿泊例会だったが、地域の小学校で毎年行われている「花いっぱいプロジェクト」への応援を頼まれていた。学校支援ボランティアに登録しているので、時間の許す限りは協力を惜しまないようにしている。子どもたちとの作業は午前中に終わるので、午後からのバスで駆けつければ集合時間には間に合う。もちろん昼食を採っている時間などは無いが、子どもの笑顔で腹を満たそうと観念している。
 参加児童の対象は2年生50人である。昨年の山歩き遠足に同行しているので、ロクさんだ!と覚えてくれている。我々学校支援ボランティアとPTAの保護者の方々が、12班に分かれた子どもたちのサポートをする。材料準備と指導は池田土木の方たちが担当してくれる。シートに盛り分けられた培養土に、肥料を混ぜ合わせる土づくりから子どもたちの仕事が始まる。ビニールポットに土を入れ、プラグ苗から移植する。用意された花苗はパンジー、ビオラの赤・黄・青が各200苗。種子はルピナス・キンセンカ・ノースポール各100粒。全部育ってくれると1500株になる。
 冬に出荷式が行われることになっているが、それまでは水やりなど花の世話を子どもたちが競ってすることだろう。花いっぱい時の子どもの笑顔に逢えるのを、楽しみに待つことにしよう。


「秋晴れの 校庭いっぱい 笑みこぼれ」

松茸例会

              ノブドウが色とりどりに

                コバノガマズミ

            夜露を纏ったチカラシバ群落


 トンボのメガネ今年の宿泊例会は兵庫県立「奥猪名健康の郷」に松茸を求めた。1泊2食6,310円で松茸のすき焼きが頂けるというので、皆さんそれに釣られてたくさんの参加があった。19人の参加で嬉しい悲鳴だ。
 現地までは公共交通機関のバス利用で行く計画を組んでいた。10月に阪急バスのダイヤ改正があったので、確認のためにバス運行時刻を調べた。ところが何と奥猪名健康の郷までの路線が廃止になっている。施設側でも困っておられる。何の相談もなしにバス路線が廃止されるなんて。そんなアクシデントもあったが、交渉の結果、最寄りのバス停まで送迎して貰うことで、何とか催行出来た。温泉に入り、ビールで下準備して松茸のすき焼きに望む。松茸は1人1本見当で盛られている。確認すると喧嘩することなく4切れずつ食べられたようだ。
 天気も良かったので予定していた星空観察も出来た。秋の代表的な星座カシオペアを使っての北極星探しや、夏の大三角形の白鳥座、わし座、こと座など、シニアの皆さんを暫し青春時代にタイムスリップして貰った。
 部屋に戻り懇親会。手作り葦笛での演奏、ハーモニカ演奏、民謡など自慢芸を披露される。芸のないロクはクイズ形式の「シニアおもしろ川柳」で盛り上がりをはかった。
 今朝は早朝散策で木の実の観察など、トンボのメガネ本来のスタイルに戻る。冷気一杯の空気を胸いっぱい吸い込んで、昨夜の飲み過ぎを体に忘れさせる。集合から解散までの23時間をフルに楽しんで来た。


「久し振り 声に出したき 松茸に」

冬の花蕨

         花の様な胞子を付ける

       日本に2本しかないという銀杏

         樹齢1500年のカヤの木
 
 信貴山境内の山道にフユノハナワラビ群生地がある。案内してくれた彼はどうしても見せたくって、あまり人通りの無いコースへといざなってくれた。先ず一般の観光客は通らないような荒れた山道である。メンバーのほとんどが自然好きなので、わざわざ連れて行ってくれた。
 手持ち図鑑で調べようとしたが掲載されていない。シダ植物ばかりを独立させた図鑑があるが、そこまでは手を広げられないと決めている。ただ食べられるシダ類があるので、それだけは押さえておきないと勝手な選択肢で選んでいる。ネットで調べるとハナヤスリ科とある。今年春にアップした鵜殿のヨシ原に貴重種のハナヤスリがあり、食べられることを紹介した。フユノハナワラビが同じ科と言う事から、こちらも食用になるのではとひらめいた。調べてみると8月頃に芽を出す若芽は食用になるらしい。一度試してみたいがよほどの群生でないと採取出来ない。
 秋から冬にかけて胞子葉が直立した状態で出て来る。胞子嚢で茎に2列並んで付いている。花の様に見えるところからフユノハナワラビと言われている。春には枯れるが、多年性なので夏になると栄養葉が出て来る。


「落葉敷く 山の細道 あれ花か」

信貴山

           竹と椿の実などを使った自然工作


 所属するサークル「じねんクラブ」10月例会は信貴山である。ここへは何度か訪れたが、神仏にあまり興味のないロクには、あいにく虎の印象しか残っていない。今回も地元の仲間が案内してくれたので、初めて訪れる個所が目新しく楽しかった。大門池には文化庁登録有形文化財に指定されている開運橋に、バンジージャンプがあり商魂の逞しさに驚いたり、とっくり池に架かるつり橋を渡ったり、本堂での暗闇戒壇めぐりや国宝の信貴山縁起絵巻も拝観してきた。もちろん貴重種の大イチョウや樹齢1500年のカヤの木なども見逃さない。
 信貴山は毘沙門天を祀るお寺で、聖徳太子が寅年・寅日・寅の刻に朝敵物部守屋を討伐したとされている。そんな話は物語として記憶に留めておけばいいのだが、最近は聖徳太子人気も陰りが出たのか、参拝客も少なくひっそりとしていた。阪神タイガースが最下位になったというのも影響しているのだろうか。寅の威を借りる猫になったからかも知れない。参道では猫ちゃんの片耳が少しだけ切られているのが目に付く。切り跡が桜の花びらに似るので、桜猫と呼ばれると教えて貰った。雌猫で不妊手術を受けた猫のことらしい。
 打ち上げは王子駅前で、リーズナブルなのにお洒落な料理が提供された。昨年亡くなられた仲間の奥さんが信貴山に行くからと、遺品の虎工作を持って来て披露して下さった。工作上手の彼の作品に感心して、大トラにならない内に引き上げたのはいうまでもない。


「プロ野球 今年も終わり 虎談義」