ロクさんのアクティブライフのブログ

自然観察を通してのシニアの元気報告を575に託してお届けします。

自然観察を中心に、アクティブに活動している様を、
写真とコメントを交えて俳句にまとめています。
毎日発信でシニアの元気報告になっています。

花後

         花と勘違いしたタツナミソウの一風変わった花後


 ひとくらクラブで植性調べをしている時にどうしても判らない植物に出合った。そんな時には写真を撮って帰り、あとで図鑑で調べるのだが、手持ち図鑑に載っていない時がある。やみくもに図鑑の頁を繰っても時間が掛かるだけで、名前に辿り着けないこともになる。あらかじめ何科の植物かと言うことを、花で判断したり葉や茎で判断する。およそ科が判ればいずれかの図鑑には掲載されている。全く判らない時には「花の名前の手帖」「野草の名前」「山渓ハンディ図鑑」や「葉っぱで見分けるー樹木ハンドブック」などを使って調べる。最近の外来種までは網羅されていないので、そんな時には帰化植物図鑑をお持ちの仲間に問い合わせる。
 今回なかなか名前を同定出来なかったのは、撮った写真を花だと勘違いしていたからである。仲間に写真を送って調べて貰ったら、花ではなく「花後」だという。結実する前の状態だったのを、変わった花だなと思い込んでいた。結論的には先日もアップしたお馴染みのタツナミソウの花後だった。植物たちはいろんな顔を見せてくれるので、知れば知るほど愛しくなってくる。


「雨予報 ひと匙ほどの 寒気連れ」

植生調査

              作業開始前の準備体操

          自然植物観察エリア「にこにこパーク」


 先月は日程が合わずにお休みした「ひとくらクラブ」の例会に参加してきた。一昨日はひとくら公園開園20周年記念行事としてシンポジュームが開催され、クラブ代表が活動報告をされたり、例会で取り組んだ里山文化を伝える工作展示で、活動の一端も紹介されていた。あいにくシンポジュームには参加出来なかったが、展示を残して置いて下さったので雰囲気だけでも伝わった。
 例会午前中は一般参加者も交えて、公園からお借りしているエリアの整備作業などを皆で勉強しながら進める。子どもたちが下草を刈ったり、成長した木の伐採などを経験出来る貴重な冒険タイムになっている。刃物を扱うので保護者にも協力して貰い、怪我のないように気を配る。午後からはランチョンマットを作るための落葉拾いと、秋色の深まった公園内の散策を楽しんでおられた。
 お借りしているエリアは金網で囲まれ、鹿害もないのでたくさんの植物が自然状態で成長している。全くの皆伐地だったので先駆植物の調査としては願ってもないエリアになっている。前回までに同定出来た植物は木本中心に36種だったが、今回新たに17種増え53種まで確認出来た。幼木でまだ同定出来ていないものも何本かあった。草本は季節によって姿を消したりするので、正確な調査まで出来ていない。


「鹿鳴くも 草木のびのび 新天地」

外来魚


「守ろう日本の淡水魚:外来魚に脅かされる日本の水辺の生物多様性」というテーマの地球環境『自然学』講座で、如何に外来魚が日本の在来種を危機状態にしているかという興味あるテーマだった。講師は近畿大学名誉教授の細谷和海先生。日本魚類学会の会長もされておられる方で、如何にして外来魚を駆除するかに日夜頭を悩ませておられる。
 生態系の中で外来魚がどのような負の効果をもたらしているか。生態的影響・遺伝的影響・病原的影響と計り知れない未知の影響(フランケンシュタイン効果)など多岐に渡る負の影響を与え続けている。
 我々素人目にも外来魚の食害はよく知るところである。ブラックバスやブルーギルの侵入で在来種が絶滅の危機に瀕している。遺伝子的には近縁種との交雑が心配される。今までそこの環境に順応して来た在来種が、交雑によって染色体が不整合になり、種の保存が出来なくなったり、反対に淘汰されて外来種の形態だけの個体群になったりする。また無抵抗な在来種に新たな病原菌が持ちこまれる危険性もある。
 外来魚の定義は外国から持ち込まれた国外外来魚以外に、日本国内で地域移動させたものも国内外来魚とされている。他に人工改良された錦鯉や、今人気のヒメダカなどを野外に放流した時点で第3の外来魚とみなされる。
 何故生物多様性を守ることが人類にとって重要かを3時間にわたり、系統だった話を拝聴出来たが、成るほど成るほどと頷くばかりだった。ブラックバスを食べようという試みもあるが、それは産業に結び付くので駆除にならないとの話にも納得出来た。


「泡沫と 落葉の如く 魚の去り」

紅葉と桜

                八重の子福桜


 まだ山の紅葉はもう少し先になるが、京都府立植物園のモミジたちは色付き始めて来た。真っ赤なモミジも綺麗だが、そこに辿り着くまでの過程も捨て難い。今がその時期で、陽の当る部分から紅葉して行くグラデーションが何とも言えない。観光地の紅葉を見たいとは思わないが、静かな雰囲気の植物園は最高である。朝から雨模様だったので尚更である。いずれの植物園も隠れた紅葉の名所と言えるだろう。紅葉狩りをするなら植物園がお勧めだ。
 紅葉に飽きたら秋咲き桜を探すのも、植物園内での楽しみになっている。十月桜は春にも花を咲かせるが、秋は控えめに花を付け、紅葉の邪魔にならない程度に咲いている。子福桜も可愛い八重の花を咲かせている。普通八重咲きは実を付けないが、名前の由来になっている子福桜はサクランボが複数で結実する。
 今回、京都植物園を訪ねた目的はドングリ拾いだった。トンボのメガネ例会で「ドングリを食べてみよう!」というのを計画しているので、食べられるドングリ探しだった。既に万博記念公園でマテバシイを拾い、茨木市泉原ではツブラジイを拾ってある。今回はシリブカガシ探しだった。今年は台風が熟れる前の実を落としたので、相対的に中身が詰まっていない未熟ドングリが多かった。


「紅葉して 一際幹を 黒々と」

100周年


 価値創造さんが11月3日付けでアップされている企業の記念式典に列席して来た。創業者が経営の神様ともてはやされていた。創業者の斬新的な経営哲学が100年経った今に引き継がれている。石油ストーブで発火事故が起こり、全社あげて製品回収に取り組み、経営危機から脱したのを思い出す。各種企業が安全基準を守らなかったり、改ざんしたりするニュースが相次ぐ中で、失敗を教訓として立ち直り、消費者の信頼を取り戻したのは立派だ。同じ過ちを何度も繰り返す企業があるが、企業風土が改まらない限り悪しき習慣は繰り返される。
 式典にはゲストとして里見浩太郎と由美かおるが来られた。おふた方は企業提供の人気番組「水戸黄門」でお茶の間の人気を集め、25年に渡って出演して来られたらしい。里見浩太郎さんは83歳と思えない若々しい声でたくさんの歌を披露された。由美かおるさんもアコーディオンの弾き語りなど、絶えず新たなものにチャレンジされてあの若さを保っておられる。何もしないで過ごすより、何かに打ち込む姿勢こそが若さを保つ秘訣だろう。


「立冬に 人生100年 まだまだや」