ロクさんのアクティブライフのブログ

自然観察を通してのシニアの元気報告を575に託してお届けします。

自然観察を中心に、アクティブに活動している様を、
写真とコメントを交えて俳句にまとめています。
毎日発信でシニアの元気報告になっています。

気楽に読書を📖

             花粉だらけのカナブン君


 本は買わずに図書室から借りるパターンに切替えてきたが、どうしても手許に置いておきたい本がある。それが広く地球の自然に関わる本だったり、講演を受けた先生方の本だったりする。少なからず編集に寄与するためにコメントを送り、掲載された本などは記念としても確保しておきたい。子どもたちに読ませたいと買い与えた「昭和史」半藤一利著も我が家用としてストックしておいた。
 そんな本が溜まってきたので、読書と言うよりも「お勉強」のつもりで読み出した。特に半藤さんの「昭和史」戦前篇と戦後篇の2冊を読了するのに、思わぬほど時間がかかってしまった。外出時に本を携行するのだが、電車内で小説を読むように斜め読みが出来ない。苦手とする歴史だし、史実に基づいた内容だから、やたらと昭和に関わった人の名前が出てくる。戦後篇までたどり着くと、何とか映画館のニュースで見た記憶などがよみがえってくる。昭和も30年代に入ってからテレビが一般家庭に普及しだした時代である。変形文庫本上下1200頁は読み応えがあった。そんな「お勉強読書」から解放されて、やっと図書室の本を借りられるゆとりが出て来た。
 書棚に並ぶ山本一力は全部読んでしまおうと、脇目も振らずに直行して、たぶんまだ読んでいないだろう2冊をゲットする。新刊本のコーナーに目をやると「冤罪はいつまで続くのか」が目に飛び込んできた。今まさに話題のテーマ本である。しかも買立てで一番乗りで借りることが出来た。袴田事件など長年の悲願であった再審請求の扉がやっと拓かれつつある。再審法改正のために能勢町と豊能町に請願に訪れ、両町とも賛同して貰った経験がよみがえる。
 気楽に読書を!のつもりがまたまた中断して、冤罪にはまり込んでしまった。


「啄木忌 貴方の愛は 昭和へと」

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