ムラゴン ホーム
梅花空木（バイカウツギ）
バイカウツギ
シジミバナ
家の近くで咲いているバイカウツギを訪ねるのを毎年楽しみにしている。先日のサークル観察会時にタニウツギが咲いていたので、そろそろバイカウツギも咲きだしているだろうと寄り道してきた。今は手入れされていない広場だが、かっては花木を育てておられた痕跡が垣間見える。と想像するのも珍しい樹木が残っているからである。
そのひとつがバイカウツギである。もともと日本原産種だが、余り自生状態のものを観た記憶が無い。自然公園などで見かけたが、自生か植栽種かの区別が付かない。
花が梅に似ているとして名付けられたが、4弁花なので少し趣を異にする。ユキノシタ科だったが、アジサイ科に再分類されている。梅よりも存在感のある花で、白色花の好きな僕としては好感度抜群の花のひとつである。別名でサツマウツギと言われているのは、薩摩で見つかったか、たくさん自生していたのかもしれない。
同じエリアにシジミバナの株も残っている。この株は今年初めて発見したもので、余り馴染みのない変わった花に惹きつけられた。バラ科シモツケ属の花で中国原産だが、古くに渡来している。花は綺麗で特徴があるが、庭木として植栽するには株立ちして蔓延るから手入れを考えて、余り植栽されないのだろう。
「青空に 白雲散らす 花空木」