見張り役のスズメ
見張り役のスズメ
コヤマトンボ?
大丈夫かな?太いシイタケ原木
スズメの姿を余り見かけなくったと言う話を随分と前に聞いたことがある。基本的に留鳥だから渡りをしないはずだが、都市部から農村部に移動する集団もいることだろう。
野鳥に興味無くってもスズメ、ツバメ、カラスぐらいは人々の暮らしと関わっているので、良きにつけ悪しきにつけお馴染みさんである。その中でもスズメはいちばん身近な野鳥である。というもの人家を住処としているからだろう。しかし、最近の住宅事情は昭和の後半あたりから洋風化されだし、スズメが営巣する隙間を奪ってしまった。開発によって野原などの自然環境が無くなったもの、スズメを追い出すきっかけを与えてしまった。
幸い能勢は山村なのでスズメにとっては居心地のいい場所だろう。我が家は洋風建築だが、お隣さんは瓦屋根の和風作りである。瓦の隙間を住処として営巣している。カラスが隙間にクチバシを突っ込んで、雛か卵をあさっているのを目撃した。それを許すまじと親スズメが見張り役をしている。さえずりも地鳴きも同じように聞こえるが、縄張と危険を知らせる微妙な鳴き声までは、ウグイスほど顕著ではない。
いちばん身近な野鳥だが、日本のスズメはいじめられてきた所為か、人に懐かないDNAを受け継いでいるようだ。いつになれば足元までやって来てくれることやら。公園などでは餌を求めて足元まで来る可愛いスズメもいるのだが。
「屋根の上 啼くをやめない 親雀」