籠脱けムスカリ
野生化したムスカリ
芳香を放つシキミ
いかにも園芸種と言わんばかりのムスカリが野辺に咲いている。地中海沿岸が原産の中心で、日本では1980年頃から市場に出回るようになったらしい。暑さ寒さにも強いので寒冷地である能勢にも適用でき、籠脱けした物が野生化している。多年草だからどんどん勢力を拡げているようだ。球根植物なので何れはヒメリュウキンカぐらいになるのかも知れない。
一株でも可愛いが絨毯のように拡がれば見応えのある花だから、公園などの客寄せパンダになってくれるかも知れない。キジカクシ科に分類されているが、ヒアシンス科やユリ科としている場合もある。花穂がブドウの房状なのでブドウヒヤシンスとも呼ばれている。
野の花派のロクだが野生化したムスカリは交友録に加えてやりたいと思っている。よく似た名前にムシカリというガマズミの仲間があるので、つい名前を混同してしまう。草本がムスカリで、木本がムシカリ、赤ちゃんが機嫌を損ねるのが「むずかる」😃
あまり人の通らない里道(りどう)をマイウエイとして時々寄り道するが、まだニリンソウを咲かせていなかった。代わりにシキミがたくさんの花を咲かせていた。春の彼岸になって一気に冬に逆戻りしてしまい、今朝も霜が降りるほど冷え込んだ。
「早春が 来たり去ったり 今朝の晴れ」