栗と柿
彩を添えたいのでキツネノカミソリを
栗と柿が大きくなってきた。ここに無花果も加えたいところだが、能勢では余り見かけない。県境の川西市が昔からイチジクの産地として有名。準地元の川西産イチジクがスーパーに並ぶのを心待ちしている。ブランド化しているので結構なお値段と言うのが難である。その点、能勢はクリの本場なので届けられたりするのを、捕らぬ狸の皮算用として待っていればいい。柿も柿酢にするぐらい集まるので、道の駅まで出向くこともない。9月の声を聞く頃には早生のクリが出荷されてくるだろう。
栗・柿・無花果などは昔からお店で購入した記憶が余りがない。クリこそ山に出掛けた時に野生のシバグリを拾い集めたぐらいで、カキやイチジクは庭先などに1~2本植えられていた。イチジクなど大木になるので、二股の枝を竹に差し込んだものでむしり取っていたのを思い出す。能勢に来て始めて銀寄栗の存在を知り、手の届かない方へのお土産用として道の駅で購入している。
そんなことを夢想しながら秋の実りを待っている。稲穂も頭を垂れてきた。
「青栗の 笑顔まで 幾日か」