目付絵と地衣
自作の「目付絵」
地味な姿の「地衣」表と裏
お上のお達しが後手後手になっているので、自らの判断で巣ごもり生活にいち早く入っている。と言っても公共交通機関を使って他府県まで移動しないと言う程度で、町内歩きは続けている。ところが今回のオミクロン株は第1波~第5波までの陽性者累計84人を遙かに超えて、第6波だけで90人あまりもの陽性者が出て、保育園、幼稚園、小中学校まで忍びよって来た。大阪のてっぺんだから安心と言っておれない状況になっている。
活動範囲が限定されるのでアクティブ・ロクもストレス蓄積中となる。町内には山こそあるが、オラの街には町民が憩える公園もない。映画館などの娯楽施設もない。図書館もない。ないないづくしである。散歩コースでの春の花探しも限界がある。
コロナが収まったときのための準備をしておこうと、工作材料集めや、遊びの資料準備などで気を紛らわせている。長らくお蔵入りだった江戸時代の遊び「目付絵」のロクバージョンを印刷して、再活用しようと引っ張り出したりしている今日この頃だ。
花が見つからないこの季節だからと地味な姿の「地衣」にも目を向けてみた。観察会の時には地衣についても環境指標だよと目を向けてもらうが、あまり深く勉強してこなかった。たまたま小さな図書室で「地衣ミニ図鑑」を見つけたので、これ幸いと借りる予定を立てておき、先ずは実物調査からと一歩踏み出した。世界には2万種、日本でも2千種にはなるだろうと言われている。今から勉強して新種の発見まで辿り着けるだろうか?
「春来るぞ 子らへの土産 目付絵で」