大葉紅柏(オオバベニガシワ)
枝に着いたオオバベニガシワの花蕾
夏葉(参考画像)
ヒュウガミズキとレンギョウ
窓から花見
人の不幸は蜜の味(とりあえず許される範疇)
数年前から気になっていた樹木がある。別名をオオバアカメガシワと言われるぐらいアカメガシワに似ている。もちろん初めて出会った植物だから名前すら知らなかった。手持ちの山渓ハンディ図鑑「樹に咲く花3・4・5」でアカメガシワ属を調べてみる。それでたどり着けたのがオオバベニガシワだった。同じトウダイグサ科だがアカメガシワ属ではなくアミガサギリ属に分類されている。
今回の観察でアカメガシワ属ではなかったと言うことが確認できた。葉こそそっくりだが花蕾の付き方が全く別物である。中国原産で若葉が美しい紅色をしているので観賞用として渡来してきたと思われるが、渡来時期は不明らしい。葉裏に蜜線を持ちアリを招き寄せ、アブラムシを寄せ付けない戦略を持っているのだろう。次回の定点観察では大きくなった夏葉の裏を観察してみたい。
散歩していると春本番を思われる黄花が目立つようになってきた。ヒュウガミズキやレンギョウなどを見かける。窓から望める旧府民牧場跡のソメイヨシノが3分咲きぐらいで開いてきた。居ながらにして花見を楽しめる。贅沢な朝のひとときである。信号無視をしたのだろう軽トラがパトカーに捕まった。そんな情景も蜜の味がする。
「新芽には 萌黄も赤も あって良い」