ロクさんのアクティブライフのブログ

自然観察を通してのシニアの元気報告を575に託してお届けします。

自然観察を中心に、アクティブに活動している様を、
写真とコメントを交えて俳句にまとめています。
毎日発信でシニアの元気報告になっています。

スイバのジャム


 何年振りになるのだろうか?以前はスイバのジャムを良く作り皆さんに配ったり、得意になってレシピを紹介したりしていた。サークル事務局の赤とんぼさんがスイバジャムとクラッカーを例会に持ってきて、仲間に味見させたりもしてくれた。ただスイバには多量のシュウ酸を含むので、多食すると肝臓に負担をかけると言うマイナス面だけが一人歩きして、次第に忘れ去られた経緯がある。
 ところが近年の薬理実験の研究の結果、制がん効果があることが知られるようになった。天日干しした花穂、全草を細かく刻んで茶材として服用すれば健胃、整腸、抗がん作用があるらしい。根茎を乾燥させたものを生薬で「酸模(さんも)」と言い、便秘、胃内出血、利尿などに用いられる。外用としては生の葉をすり下ろして、たむしやかいせんなどに良く効くらしいが、皮膚の弱い人はかぶれるらしい。
 スイバの若い芽を採取して、熱湯で塩茹でしたあと、水にさらしておひたしや和え物として食べたり、塩をふって即席漬けも出来るとのこと。ただスイバはタデ科ギシギシ属なので、同じ処に生えるギシギシと間違いやすい。葉っぱの基部がやじり型をしているかどうかで判断できる。スイバは葉柄が長くやじり型をしている。
 冬場の赤くなった葉っぱを採取して、大雑把に刻んだものをグラニュー糖をまぶした状態で煮詰めれば、少し酸味のあるジャムが出来上る。これがあの雑草なの?と思うぐ立派な立派なジャムに仕上がる。妻がヨーグルトを常食しているのでそのトッピングにもってこいである。


「紅きジャム 冬越しスイバと 誰ぞ知る」

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