ロクさんのアクティブライフのブログ

自然観察を通してのシニアの元気報告を575に託してお届けします。

自然観察を中心に、アクティブに活動している様を、
写真とコメントを交えて俳句にまとめています。
毎日発信でシニアの元気報告になっています。

望年会こぼれ話

            小さな気遣い

               主宰者からのお礼


 都会のオアシス慶沢園に来たのは初めてだと仰る方もおられた。そんな意味でも2時間足らずのミニ観察会先として喜んで頂けた。
 何よりも皆さんを歓喜させたのはカワセミをしっかり観て貰えたことだろう。今までの観察会でも何度かカワセミを見たことがあるが、参加者全員がスマホを取り出して、ゆっくり姿を収めることが出来るなど希なことである。通常ならバーダーがカメラを構えてカワセミを狙っておられるのを、お相伴させて頂く程度だった。
 庭園に配置された置き石を縄張ばかりとばかりに、飛び去っては戻ってきてくれる。時たまダイビングキャッチで小魚をつかまえたりするのを見せてくれる。人慣れしているのか、翡翠色の綺麗な姿を誇らしげにファッションショー。岩から離れようとしない。仲間も釘付けになっているので、出発の合図で促さないと離れようとはしなかった。因みにカワセミの漢字表記は「翡翠」である。
 シャリンバイは花と果実を同時に観察出来たし、ツワブキも寂しい冬場に彩を添えている。ジュウガツザクラも何ヶ所かで咲いていた。ラクウショウの気根も観察して頂けた。ミニ観察会は上々の前座の役目を果たしてくれた。
 望年会こぼれ話として紹介したいのは、ミニサイズの紙コップを配ってくれ、マスク入れに使って下さいとの仲間の気遣いである。赤とんぼさんも全員分のストラップを用意して下さった。そんな仲間に支えながら8年間例会を続けて来られた。


「冬の池 翡翠ぽちゃんと ダイブして」

盛り上がった『竹』ビンゴ

           提供されたペンケースと竹の知恵の輪

        赤とんぼさん作成のチャンチンモドキのストラップ

                 竹ビンゴ


 サークル「トンボのメガネ」2022年度締めの例会はがんこ店を利用しての望年会だった。自然観察を謳うサークルとしては懇親食事会だけの忘年会にしたくはない。来年に繋がる希望ある集いにしたいと言うことで、この会では懇親食事会を『望年会』と名付けている。
 今年は午前中にミニ観察会を天王寺の慶沢園で楽しみ、午後から環状線で桃谷まで移動して食事会場に赴くと言う段取りである。都会のオアシスとしての慶沢園はまだ紅葉が残り、刈り込まれた松などとの対比で、四季を彩る日本庭園の趣を感じて貰えたはずである。隣接する茶臼山などにも登って貰い、歴史の一端にも触れて頂いた。
 懇親食事会での企画は「竹の不思議 タケヂカラ」という手作り紙芝居を見て戴き、それにリンクさせた「竹ビンゴ」と言うものを経験して頂いた。空欄の24枡に竹で作った道具や生活用品などを書き入れて頂く。全員が昭和世代なのでほとんどの方は難なく竹製品などの名詞を書き込まれていた。仲間が景品を提供してくれる。スタッフの赤とんぼさんは全員分の景品として、チャンチンモドキの種で作ったストラップを準備して下さった。彼女には当日の進行役としても活躍してもらい、ビンゴの読み手も引き受けて貰った。
 このビンゴ形式を拝借できないだろうかとの申し出に、二つ返事でどうぞどうぞと応じたことは言うまでもない。地球環境や温暖化にも寄与する生活の見直しに繋がるからである。さすが「トンボのメガネ」の望年会だと思ってもらえたかどうか。


「ボケ防止 酔っておれない 望年会」

納山会🗻

          有馬富士公園とビナンカズラ(サネカズラ)

               一人寂しく単品で


 妻が中心の山の会は「2木会」「3木会」「山友会」があり、特段の事情がない限り毎月定例会として催行されている。それらのサークルに都合が付けば参加するようにしている。もともと山友会などは男性が立ち上げたサークルだった。構成メンバーの男性群が、体の不調などを訴えて一人減り、二人減りと戦線離脱してしまったので、やむなく妻が引き継いだという経緯がある。その他は生活領域の繋がりから生まれたサークルで、体力に合せたコースが組まれている。それ以外に「低山会」という地元の山の会があり、ときたまお邪魔させて貰うことがある。妻は足繁く参加しているが、自然学講座日と重なるので参加できていない。
 昨日は緩やかコースを歩く3木会の納山会があったので参加してきた。三田市にある有馬富士公園を散歩して「がんこ三田の里」で納山会をするという。有馬富士には登らないと云うので、野鳥観察でも出来ればとコース案内を引き受けた。シジュウカラ位しか見付けられなかったが、イカルの群れも入っていると教えて頂く。大池にはカンムリカイツブリもいたがデジカメでは冠毛までは撮れなかった。メンバーの2~3人が双眼鏡持参だが、他の方の目的は食事会場に心が向かっている。
 皆さんが予約された御膳は、翌日のトンボのメガネ望年会でも頼んでいるので、続けて同じ食事を採りたくないと別メニューで付き合うことにした。ビールさえあれば後は何でも良いと単品で歓談に参加した。いつもは金麦だが、たまに飲む瓶入りビールは格別だ。


「水鳥も 納山会に かき消され」

電飾


 今年最後の俳句教室に出掛けた。バス本数が減便されたおかげでいつも教室到着は遅刻である。ねんてん先生よりも遅れて教室に入るのは忍びないのだが、さりとて1本前のバスにすると1時間前に着いてしまう。その1時間を利用して大阪城あたりを散策するという選択肢もあるが、それだと子ども見守り隊の朝立ちを断念しなければならない。あちら建てればこちらが立たずという申し訳なささを毎回味わっている。
 阪急梅田から地下鉄に乗り継いで天満橋まで向かうのだが、10時前に阪急百貨店前を通るといつも開店待ちの行列が出来ている。何を求めてそんなに行列されるのだろうかと不思議に思っている。タイムサービスでもあるのだろうか。
 12月になれば百貨店前通路は電飾で飾られる。多分開店に合せてベルが鳴り響くように灯されるのだろう。帰りの楽しみである。毎年写真に収めているように思うが飽きない照明である。御堂筋の電飾も素晴らしいと聴くが夜まで待てない。中之島では公会堂などに照射された映像美に度肝を抜かれる。田舎暮らしに慣れてからは夜の町に繰り出すこともなくなった。昼間でも目を奪われる百貨店の電飾で満足しているロク爺さんである。
 俳句教室では課題句として、先日の大阪城吟行時に作った句を推敲して来なさいと言われた。誰からも投票して貰えなかったが、ねんてん先生からは着眼点は良いと慰めて頂けた。自由句では可もなく不可もなくという程度の評価を頂けた。


「年末の 句会に欲しき ひとひねり」

欲しかった本📖


 知り合いのFacebookを覗いて知ったのが「時代(とき)をつないで 大阪の日本共産党物語」という本だった。共産党は今年の7月15日に結党100周年を迎えたという。それを記念して日本共産党の大阪府委員会が100話に纏めた記念誌を編まれた。
 青春時代に青年運動や労働組合運動などで飛び回っていた過去が、子どもたちに美しい地球をバトンタッチしたい!と社会に関わる原点になっている。昭和の断片が詰まっている大阪が描かれている筈だと、出版された9月から何とか手に入れたいと願っていた。地域の方に頼んでいたのがやっと届けられた。
 黒田革新府政誕生に汗を流したり、ビラ貼りで警察の留置所に3日間も放り込まれたり、2000円あまりの罰金を払うのは腑に落ちないと、8年間の裁判闘争で「免訴」を勝ち取り、心まで売らなかった青春時代が誇りである。黙秘をテーマにした「24歳の選択」を出版するきっかけにもなった。この本で青春時代を懐古するだけでなく、残された時間(とき)をさらにつないでいきたい。
 昨日は早々と年賀状を作り上げた。柿酢もあらかた搾り終えた。10リットルには届かなかったが、8リットル広口瓶を満タンに出来た。


「暮れ仕事 カウントダウンへ 着々と」