週間天気予報を観ていると穏やかな日は月曜日までで、火曜日には雨になり、その後冬型気圧配置になるという。12月に入ってから歩き出そうかと計画していたが、この穏やかな日を逃せば取り返しがつかない気持ちになった。
もちろん病み上がりなので妻が付き添ってくれる。しんどくなったら何時でも引き返すからねと優しいお言葉。コースは1時間ほどで辿り着ける龍河渓谷。アップダウンの無い平坦な道をゆっくり歩く。内心の目標は1万歩と決めている。3時間もかければ無理なく歩ける時間配分である。妻からは何処まで行くのと心配顔である。予定していた目標地まで辿り着き、小休止後、Uターンして引き返す。途中で植物観察など交えながら歩いたが汗ばんでしまった。この分では夕飯時のビールが上手かろうと、金麦500mlを6本調達して帰った。
近くのお寺にあるイチョウは半分ぐらい葉を落とし、境内に黄金の絨毯を敷き詰めている。農家の庭先ではキダチダリアが青空に映える。皇帝ダリアとして人気を博し、向こう三軒両隣と言うぐらい育てられていたが、流行り廃りがあるもので、最近は数を減らしてきたようだ。メキシコ原産の多年生草本だが、枯れた跡の処理が面倒なので刈り取られてしまったのかも知れない。
「今日までの 小春背中に 1万歩」