四畳半位の水田遺跡
手作り紙芝居「ごはんは何科?」
雨後の竹の子と言われるぐらい、竹の生長は著しい。散歩道で見付けたハチクが伸びきっていないだろうかと気掛かりだった。今年はじめてのハチクは足で蹴飛ばして持ち帰った。孟宗竹のタケノコは糠や椿の葉で灰汁抜きしないと食べられない。ところがハチクは灰汁抜き不要で、茹でるだけで色んな料理に使える。
午後からは地球環境自然学講座が控えている。午前中にハチクを採りに行こうと、工作用に頂いた鋸を持って竹林からはみ出しているタケノコ採取に出掛けた。工作よりもタケノコ採取用の鋸かと思うぐらい使い勝手の良い優れものだった。10本ほど採取出来たので、我が家用だけを残し、ハチク大好きという講座仲間にお裾分けしてあげることにした。
自然学講座のテーマは「米の日本史」で「ふじのくに地球環境史ミュージアム」の館長 佐藤 洋一郎先生だった。稲作文化のルーツから始まり、縄文人と大陸からの渡来人との軋轢、次第に稲作が定着していった古来の歴史は興味深かった。度重なる洪水から生き残る術として綿が栽培された話などは目から鱗だった。食育用として作った手作り紙芝居に歴史要素も加えて、内容の深いものにしたいと講座から触発された。
帰宅するとハチクの若竹煮が作られていた。今朝はタケノコご飯らしい。日本食が世界から注目される中、米離れをする日本人の何と多いことか。食糧自給率を上げるためにも、米食中心の食生活は国土を守るためにも大切な課題である。武器より米だよ!
「竹の子を 蹴ればポキンの 悲鳴かな」