ロクさんのアクティブライフのブログ

自然観察を通してのシニアの元気報告を575に託してお届けします。

自然観察を中心に、アクティブに活動している様を、
写真とコメントを交えて俳句にまとめています。
毎日発信でシニアの元気報告になっています。

野苺ジャム

       美味しく出来上った野苺ジャム

       ピンク→白色→黄色に変化するスイカズラ(金銀花)


 春にたくさんのクサイチゴの花を咲かせていたので、これが結実でもすれば夥しいほどのイチゴが出来るだろうと思っていた。ところが本当に実を結んでしまった。例年にないほどの野イチゴがルビー色で里山一帯を照らしている。概ね直径1センチほどだが、中には2センチ近くの立派なものも混じる。散歩中はそんな大きなものを頂くのだが、ジャムを作るためには大きさは関係なく、熟れているものを採取する。
 午前中の散歩である程度確保したのだが、欲に絡んで午後からもイチゴ狩りに出掛けた。後の始末が大変だから採取段階から、虫などが入っていない綺麗な実だけを選らんで摘んで帰った。それでも塩水でしっかり洗い、不純物のないのを確かめながらジャム作りに進む。奄美の黒砂糖で煮たイチゴに、酸味は手作り柿酢を用いた。ほどよい酸味のきいた美味しい野苺ジャムが出来上った。クサイチゴと言う名前だがれっきとした木イチゴの仲間である。ワセイチゴとも言われ他のイチゴよりも早く食べられる。
 スイカズラの花も目立つようになってきた。こちらは薬草としても優れているので、今年は忍冬酒でも作ろうかと思案している。コロナに好かれる体質になってしまったので、体質改善のためにも必要な健康酒になるだろう。滋養強壮までは求めていないのだが。


「野苺の 摘まれて更に 茂み奥」

散歩解禁👣


 先週火曜日にコロナの疑いがあるので、地元の診療所を訪ねてほぼ1週間を経過した。高価なコロナ治療薬5日分を飲み干し、風邪症状の咳と痰も収まったので、昨日から大手を振って散歩に出掛けた。
 もちろんマスク着用は言うまでもない。人から移されない以前に、人に移さないと言う思いで3年間頑張ってきた。コロナ収束までは続けていきたいマナーと心得ている。
 しばらく歩かない内に季節はどんどん夏に向かって進んでいる。ユキノシタの花が可愛い。石垣に群生する姿も見事だが、近寄ってピエロのような花姿を見るのが好きだ。今年も山菜として葉っぱを頂いたが、年中利用できる山菜として重宝している。昨年は花の天ぷらを試したのを思い出す。ちょっとお洒落な天ぷらになった。クサイチゴも沢山の実を付けている。一番大きな実だけを口に入れて散歩を進める。今日辺りジャム用に採取に出掛けようかと舌なめずりしている。
 今年は牧野富太郎ブームで、チコちゃんに叱られるでも野草料理が取り上げられたりして、僕がコーディネートしているわけではないのに、観たよ!と感想が届けられる。でも嬉しくなる野草ブームの到来だ。
 散歩では花もさることながら、ウグイスに変わってホトトギスが鳴き出した。この鳥は声はすれども姿は見えずで、今まで出合ったことのない小鳥である。そこで連想出来るのは初鰹。と言うこともあり取りあえずアルコールも解禁日とした。初鰹こそ手に入らなかったが、妻が金目鯛を購入してくれた。板ロクとしては金目の煮付けと娘から贈られたトコブシで、コロナ卒業の記念日とした。


「時鳥 初鳴き聞いて レシピ決め」

シークヮーサー

           シークヮーサーの花が咲いた

                お隣のユズの花


 沖縄に行かれなくても「シークヮーサー」という名前はご存知の方が多いだろう。百貨店などに行けば健康食品としてのジュースが売られている。沖縄土産の定番にもなっているほどの人気商品である。そのシークヮーサーの苗を数年前にひとくらクラブのメンバーから譲り受けた。今年になってやっと花を咲かせてくれた。たぶん実まで付けてくれることだろうと期待している。
 沖縄では方言としてシークヮーサーと呼ばれているが、植物和名としては「平実檸檬(ひらみれもん)」が正式名称のようだ。ミカン科ミカン属の柑橘類で、花の作りも枝にトゲがあることも他のミカン類と変わりがない。レモンのように酸っぱいのでジュース用として商品化されている。酸味の強い果実だがノビレチンと言う抗がん作用に優れた物質が含まれると言うことで脚光を浴びた。果実が出来たらどうして食生活に取り込もうかと、いまから思案している。大量に収穫できるようになればオリジナルポン酢にしてみたいのだが。
 魔法の筆さんのブログで「みかんの花」が描かれていたので、もしかしたらと思い立ち花壇を覗いて確認してみたところ、運良く開花に巡り会えた次第である。
 お隣には柚の木が植わっているが、こちらは先輩で毎年花を付けて柚子もできる。お裾分けを頂くので、いつかヒラミレモンでお返ししたい。


「花みかん 香りが希望 届け来て」

雨に唄えば♫

              蛙はゲット出来たかな

             まだ30個しか手に入らなかった

           部屋の展示エリアに「奄美の花」を追加


 朝から雨が降り続いてくれたお陰で、例会先へ出向く気持ちを完全に払拭してくれた。随分と気持ちが楽になる。まだ幽閉中なので、雨が外へ出たい気持ちまで静めてくれる。雨様々である。
 2階の窓から雨に煙る田んぼを見渡すと、ダイサギやアオサギが蛙探しに訪れているように見える。かなり激しい降りなのにものともせずに悠然とたたずんでいる。広島サミットの様子も気になるので絶えずニュースを覗いたり、ダイサギ君の狩りを観察したりするために階段の昇降を繰り返す。ツバメも低空飛行を繰り返し虫を捕っているのか、泥を集めているのか忙しなく行き来している。人間だけが核を持ち自然を遠ざけている。
 雨をたたえる映画のシーンが頭をよぎる。録画してある歌番組をステレオ大音量で聴くことにする。もちろん声を出して一緒に歌う。あいにく「雨に唄えば」は録画されていない。 重低音が心地よい。
 ニンニクが道の駅に出荷されるようになって来た。今年は例年よりも割高になっている。黒ニンニク作りのためにせっせと妻は買い求める。基本的には1年分の黒ニンニクを作りたい。昨年作った在庫がまだ残っているので、ほぼ1年間保ったことになる。かなりの出費になるが健康食品代と思えば安いものである。効果があるのかまでは確認できないが、市販のサプリメントよりは安全・安心である。
 僕の部屋には日本国憲法前文・元素周期表・大阪の淡水魚などが貼ってあるが、そこに奄美の花も追加した。部屋にも多様性を持たせるためだ。雨の恩恵!


「南から 届く梅雨入り 白い雨」

蝶々ひらひら

             ボロボロになったお母さん

           4本の支柱でウマノスズクサのびのびと


 2日間ぐらいはベットで過ごせたが、体力低下が心配だから朝のテレビ体操もスタートさせた。熱も引いたので風呂にも入れるようになった。と言っても5日間は安静、さらに外出はかたく制限されている。敷地内での幽閉状態は続いている。
 今日はトンボのメガネ例会日で武田尾での観察会を予定していたが、コロナに感染してしまったので急遽中止連絡を発信した。何時も一方通行の発信だから、70数人全員が既読してくれたか確かめようがない。中止連絡を知らずに集合駅の武田尾に来られる方がいるかも。そんな不安を抱えている僕に、仲間の赤とんぼさんから「絶対に出掛けたらダメですよ!」と釘を刺された。2年前の同じ時期に大雨警報が出た際に中止連絡送った時も、長靴を履いて武田尾まで一人で出掛けたのを思い出されたのだろう。
 そんな事情なので今週一杯は幽閉に甘んじることにする。まだ子ども見守り隊の朝立ちも控えている。敷地内で過ごせる方法は小さな花壇での観察である。ジャコウアゲハがひっきりなしに訪問してくれる。そんなに卵を産み付けて大丈夫かと思えるほど来てくれる。今年はウマノスズクサに支柱を立てて伸び伸びと育てているいるので、それで蝶が安心して来てくれるのだろう。産卵を終えてボロボロになった個体が羽根を休めたりしている。
 あとは山本一力の人情時代小説を読み心の糧とする。


「憂き事も ひらひら飛ばす 夏の蝶」