玉水木
トンボのメガネで来年早々訪ねる京田辺に位置する甘南備山へ下見に行って来た。数年前にタマミズキを訪ねたが、時期が遅くあの見事な紅い実に出合えなかった。今回の目的はコース確認だったが、目指す群生地には、既に赤い実を付けたタマミズキが、堂々と周りの木々を見降ろしていた。
タマミズキなどと云うからミズキの仲間かと思っていたが、山渓ハンディ図鑑「樹に咲く花」によるとモチノキ科モチノキ属になっていた。従って花は小さく目立たない。まして雌雄異株だから、赤い実を付けて初めて存在を知る。珍しい樹だが、近くでは箕面で一本確認している。しかし群生となると甘南備山まで出掛けないと出合えない。本番の1月第1金曜日まで残っていてくれることを願うばかりだ。
「紅き実に 小禽集い 姦しく」