初雪と柚風呂
立体的な命の曼荼羅
身近な我々の先祖
日本全国が冷蔵庫内と思われる寒波に見舞われたが、ご多分に漏れず能勢も雪の朝を迎えた。ラジオから流れる道路情報を聞いていると、能勢町北部の天王地域までの国道173号線は凍結のため通行止めだという。来年早々に例会があるのでその下見を予定している。バスは来てくれるのだろうかと心配になる。屋根や田んぼは白く化粧しているが、道路には雪が積もっていない。キンキンに冷えているので凍結はしている。小学校も今年最後の登校日なので気合いを入れて見守りに立つ。子どもたちは元気なもので厚く張った氷を割り、素手で大きさを自慢し合っている。そんな姿に元気を貰う。
下見先は高槻市にあるJT生命誌研究館である。1月6日に訪問することになっている。テーマは38億年前の生命の誕生から現在までの壮大なロマンに触れ、新参者のホモサピエンスが思い上がって地球の支配者面をしてきたかを、検証してみようというのがコンセプトになっている。命の先輩たちに「仲間入りをさせて下さい」と言う謙虚さをサークルメンバーで共有したいからである。当日は120分のミニレクチャーをお願いしてある。研究館のスタッフと当日の流れなどを打ち合わせして、短時間だが拝観も済ませ、昼食会場の下見とおおまかな予約も果たしておいた。
冬至の日には柚風呂に入るのを習わしとしている。一日で終えるのはもったいないので、香り高い柚風呂は翌日まで残しておいた。コロナの後遺症では嗅覚が鈍くなる場合があるようだが、例年より香にたいして敏感になったようである。これも後遺症の一種かな?
「浴槽を 柚子で埋めたき 次の夢」