葛城古道
じねんクラブというサークルで葛城山麓に位置する葛城古道を案内して貰った。ハイキングコースとしては10キロコースだが、今回の目的はヒガンバナを訪ねることだったので、コースの中間までは御所駅からコミュニティバスを利用した。100円という安さが申し訳ない気持ちで、後部座席に詰め合わせて利用させて頂いた。歴史的に由緒ある神社やお寺などに立ち寄りながら、ヒガンバナが咲き乱れる田んぼが続く古道歩きを楽しめた。遠くに大和三山を見ながらの歩きは、ロクをしばし古人にしてくれた。
ヒガンバナは昨日アップしているので、目にとまった奈良の風物などを紹介したい。農家の庭先には収穫された唐辛子が天日で干されている。重要文化財に指定されている屋敷が現存していたり、古い醤油屋からは日本の香りが漂ってくる。信楽狸ならぬユニークな面持ちのしょぼくれ狸が何となく笑いを誘う。何気なく道の真ん中で鎮座している六地蔵石仏が旅情を誘う。奈良は本当にいいところだ。
「古都奈良を 黄金と赤に 染め抜いて」