ロクさんのアクティブライフのブログ

自然観察を通してのシニアの元気報告を575に託してお届けします。

自然観察を中心に、アクティブに活動している様を、
写真とコメントを交えて俳句にまとめています。
毎日発信でシニアの元気報告になっています。

沈丁花


 傍を通っただけで芳香が漂っている。日中よりも夜の方がより香り高い。秋の金木犀と春の沈丁花が芳香を競い合う横綱級で、共にその地位を他に譲らない。秋から蕾を付けて3ヶ月もの間冬の寒さに耐えて来た。百花の先がけとして香り豊かなジンチョウゲが咲き出した。中国から日本には室町時代に渡来してきた。ところが原産国中国でも自生種は姿を消したらしい。日本では雄株ばかりで、雌株は珍しいとのこと。だから実を付けて野生化することもない。花の芳香を沈香と丁子に例えて名付けられた。この花も花弁を持たず花びらに見えているのは萼片である。シロバナジンチョウゲもある。
 花を乾燥させたものを中国名で瑞香花と呼び消炎・鎮痛に効く。喉の痛みがある時に煎じて服用したり、うがい薬として使えば効果があるらしい。材には粘りがあり紙の原料にもなる。そんな有用な植物だから中国では採り尽くされてしまったのだろう。雌株が少ないというのにも原因があるのかもしれない。


「沈丁花 夜の世界へ 誘い花」