見返り草
あまりに綺麗な花なので人が見返るという事から名付けられたミカエリソウです。確かに傍で観察すると、可愛い花が寄り集まって花穂を作っていますが、見返るほどの花ではないと何時も思っています。別名で長い蕊が花から飛び出しているので糸掛草ともいわれています。(山渓野草の名前図鑑)何の幼虫が好きなのか、葉っぱが齧られて葉脈標本の様になっているのをよく目にします。
見返り草と漢字表記されていますが、冬になっても地上部の茎が残るので木本に分類されています。シソ科で唯一の木本です。山のガレ場や斜面に群生しています。群生状態の花を見ると見返りたくなるほどです。
「色草の 咲いてどこどこ 振り返り」