背高泡立草
セイタカアワダチソウの頭花で日本ミツバチ吸蜜中
最近また繁茂し出して秋を演出しています
アキノキリンソウの近似種のセイタカアワダチソウが土手道に群生しています。明治の頃、北米から日本に観賞用として渡来して来てから、見る間に全国に拡がり、帰化してしまいました。一時花粉症の原因だと騒がれ、害草扱いを受けていましたが、キク科植物の虫媒花なので花粉が風で飛び散ることはなく、アレルギー無害説が定着しました。繁殖力が旺盛なのは、他の植物の種子発芽を抑制する物質を出すアレロバシー作用を持っているからです。その作用が強過ぎて、自分自身の種子発芽も抑制するらしいです。あれだけ繁茂していたという処が、いつの間にか自然消滅してしまっています。
良く観ると綺麗な花です。最近数を減らしている日本ミツバチの貴重な蜜源になっています。立ち止まって観察していると何匹ものミツバチが吸蜜にやって来ます。昨年の野草料理から使い始めていますが、今年も皆さんに食べて貰いました。この時季の花も天ぷらなどで食べられるので試してみて下さい。他に入浴剤にしたりハーブ茶にしても使えます。今日はセイタカアワダチソウの特別弁護人でした。
「土手道に 沿って黄帯の 泡立草」