七実の木
ナナミノキ果実が変形しているかな?
酸化酵素による「死環」の実験
この時季モチノキ科の赤い実が目立ちます。こちらはナナミノキです。漢字表記の七実は綺麗な紅い実がたくさん出来るからという意味合いです。他に球形のモチノキ果実より少し楕円で変形しているので「斜めの木」からナナミノキになったなど諸説あります。この科は雌雄異株ですから、庭木には雌木が好まれます。ほとんどのモチノキ科の花は白から淡緑色をしていますが、ナナミノキは淡紫色だというのも特徴です。
先日紹介したタマミズキやタラヨウなどと同じように、ナナミノキも葉っぱの裏に字が書けます。ライターで少し焙って、どう変化するかを観て貰いました。くっきりと円い輪が出て来ます。これが「死環」で酸化酵素によるものだという事を納得してもらいました。
「12月 木々を彩る 赤緑」