ロクさんのアクティブライフのブログ

自然観察を通してのシニアの元気報告を575に託してお届けします。

自然観察を中心に、アクティブに活動している様を、
写真とコメントを交えて俳句にまとめています。
毎日発信でシニアの元気報告になっています。

寒椿(カンツバキ)

           足元で観察できる低木のカンツバキ

            大阪新里山エリアの屋上展望台


 葉っぱも花姿もサザンカそっくりのカンツバキが見頃を迎えている。開花時期も12月ごろから咲きだすので「椿」とは思えない。年が明けて早春まで咲いているので、やっとサザンカではないと判断するぐらい頼りない有様だ。公園や植物園では名札をかけてくれるので、詳しく調べて同定するということもしてこなかった。マイ図鑑ではタチカンツバキやオトメツバキ、フジノミネなどはすべてサザンカの園芸品種としている。ところがカンツバキには触れられていない。
 カンツバキは別名でシシガシラともいわれている。雄蕊が退化して花弁化するので、中途半端で複雑な退化状態のものを獅子頭に見立てたのだろう。それらを含めてサザンカよりも花びらの数が多く、14枚以上がカンツバキとされ、サザンカは5~10枚だといわれている。これも園芸種があるので厳密な違いではない。花びらがサザンカでは皺がよるが、カンツバキではよらないのも同定の助けになる。何よりもカンツバキは横に広がる性質を持っているので、1mぐらいにしか伸びない。そんな特徴を活かして公園などの生け垣用として用いられている。花の少ない時期に花期の長い赤い花が目立つので好まれて植栽されている。


「ビルの街 少しほっこり 寒椿」

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