クマガイソウ開花
みんな同じ方を向いて咲いているクマガイソウ群落
10日ほど前に熊谷草(クマガイソウ)を訪ねたが、まだ蕾だったので後日開花したら紹介したいと書いておいた。別に誰に約束したわけではないのだが、自分で確認してみたかったのと、妻に自慢してみたいという衝動に駆られていた。
車で現地に向かったが週末と言うことで、集落への乗り入れは禁止され、路上駐車させないようにコーンが並べてある。仕方なく少し離れた駐車場所まで移動し、徒歩で現地入りした。今までは渓谷沿いの道も途中までは乗り入れ可能だったが、今年から禁止されるようになった。基本的には歓迎できる対応である。それでも禁止の柵を外して侵入した外車があり、河原でバーベキューと洒落込んでいる不埒な輩がいた。「お主やるな!」と横目でメンチを切ったが、目を合わさないように気をつけたことは言うまでもない。妻が「野外で焼き肉するなんて健康的なヤクザや!」と感心していた。
さて保護育成されているエリアでは今を盛りとばかりに、日本の野性ランとしては最大といわれているクマガイソウが、母衣に準えた独特の花を咲かせていてくれた。ラン科だからしばらくは愉しめることだろう。
開花した画像をLINEで送ると、仲間から「熊谷直実の末裔と知り合いだ!」という返事が返ってきてびっくり仰天している。世の中狭いものだなあ~。風が吹けば桶屋が儲かるの伝で行けば、ロクも関わりがあると言うことになるのかな。
「春咲の 野生のランに 目がくらみ」