ロクさんのアクティブライフのブログ

自然観察を通してのシニアの元気報告を575に託してお届けします。

自然観察を中心に、アクティブに活動している様を、
写真とコメントを交えて俳句にまとめています。
毎日発信でシニアの元気報告になっています。

萵苣の木(エゴノキ)

               森のシャンデリア

                エゴの猫足


 走り梅雨かと思っていたが、近畿から一気に東海地方までが梅雨入り宣言した。例年より20日ほど早い梅雨入りである。雨の降らぬうちに買い物散歩を、と支度をしたが間に合わなかった。エイままよ!と雨支度で出掛けることにする。今年は雨靴でも買って雨中散歩でも愉しむかと、ステイホームの過ごし方を夢想してみる。
 足元にエゴの花が落ちている。見上げると高いところで花を付けているのが確認できる。この植物も花を落として初めて存在を知られる、と言う季節限定の樹種である。図鑑で漢字表記を確認してみたが、古名と別名しか見当たらない。万葉集では「知左(ちさ)」と詠まれている。タイトルで別名の萵苣(ちしゃ)をエゴノキに充てているが、野菜のチシャの花が咲く頃に、エゴノキの花が咲くと言うことで名付けられたようである。「売子の木」としている場合もある。いずれにしてもエゴノキに結びつかない和名表記である。お気に入りは「森のシャンデリア」という詩的表現である。エゴの花を観た方なら納得して頂ける。
 エゴノキは実がエグイというのが命名の由来である。エゴサポニンという毒性分を含むので、シャボンの代わりに使ったり、その毒で魚を麻痺させて獲る漁法に使われたりしていた。現在では禁止されている漁法である。虫こぶが猫脚状になるというのもエゴノキの特徴である。その因果関係も面白いがまたの機会に譲る。


「梅雨入りも パッと明るく 照らす花」

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