ロクさんのアクティブライフのブログ

自然観察を通してのシニアの元気報告を575に託してお届けします。

自然観察を中心に、アクティブに活動している様を、
写真とコメントを交えて俳句にまとめています。
毎日発信でシニアの元気報告になっています。

狗尾草(エノコログサ)各種

            エノコログサと頭を垂れる稲穂

               アキノエノコログサ

                キンエノコロ

              ムラサキエノコログサ

                 今朝の稲穂


 イネ科のエノコログサが散歩道の土手に群生しているところがある。以前ビワの葉で作られたリースを頂いたことがあるが、エノコログサもリース材料になるらしい。エノコログサの別名をネコジャラシと呼んでいるが、そちらの方が馴染みがあるかもしれない。エノコロとは「犬ころ」を注し、その尾に似ていると言うことで名付けられた。因みに英名ではFoxtail grassと呼ばれ、狐の尾と見立てている。洋の東西を問わずその発想がよく似ているのが面白い。
 イネ科植物の花は余り目立たないので、被写体としても見向きされない。本家本元の稲も花は目立たず、穂が実って頭を垂れる頃に賞賛される有様である。その点、エノコログサやチカラシバなどの穂はイネ科の中では存在感がある。エノコログサがかって穀物だったアワの原型だったと言うことは余り知られていない。
 エノコログサには仲間がたくさんあり、それぞれに違った特徴を持っている。エノコログサとアワの交雑種と考えられているオオエノコログサは、アワを小型にしたような穂で直立している。太陽が当たれば金色に見えるキンエノコロや、ムラサキエノコログサも人目を惹く。アキノエノコログサは穂の重さに耐えられないのか、何時もうな垂れている。
 早生の稲は既に刈り入れを終えたところもある。窓から何時も眺めている稲穂も黄金色になってきたので、間もなく刈り入れされるらろう。新米と秋刀魚で早く秋を味わいたい。


「手のひらで もてあそばれし 猫じゃらし」

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