ナンジャモンジャ
ナンジャモンジャの実
ヒイラギモチ(クリスマスホーリー)
なんとも珍しい名前に惹かれてサークルでも訪ね歩いた。植物名はヒトツバタゴと呼ばれ、世界でも北アメリカ1種とアジアの2種しか確認されていない。その内の1種が日本で自生している。長野・岐阜・愛知の限られたところに自生地があり、長崎県上対馬町の自生地は国の天然記念物に指定されている。鰐浦湾一帯の自生地では花期に斜面が真っ白になるので、海面に映る姿からウミテラシの別名で呼ばれている。津島を走り回ったが、知らなかったせいもあり気付かなかったのが残念でならない。もう津島まで車を走らす気力はない。
ナンジャモンジャは公園樹として植栽されているので、公園を巡り歩いたが実まで追かけることはしなかった。たまたま立ち寄った堺市都市緑化センターにアメリカヒトツバタゴが実を付けているのに出くわせた。ムクノキと同じような実が地面に落下している。仲間が止めるのも聴かずに味見してみた。味までがムクの実に似ている。可食かどうか調べなければと好奇心の虫が走る。
一般的にクリスマスホーリーとも言われるヒイラギモチが鮮やかな実を付けて、サンタさんを待っているようだ。それに負けじとクロガネモチも真っ赤な実を付けている。緑と赤の2色効果でサンタさんではなく小鳥たちを呼んでいるが、どうやら黒い実を食べつくした後に、食べるものが少なくなってからの餌になるのだろう。
「赤と黒 栄枯盛衰 冬うらら」