花桟敷
眼下に凪いだ海を見下ろし咲き誇る菜の花
色とりどりのストック
淡路島観光のもう一つの目的が「花桟敷」へ立ち寄ることだった。昨シーズンの年末年始時に訪問したがクローズされていた。淡路島と云えばスイセンが有名で水仙峡が2個所あり、そちらは前回訪問したので、今回は花桟敷の菜の花を観てみたかった。結構広い敷地だが菜の花畑は一画だけで、期待していたほどのものでもなかった。連続テレビドラマの「あさが来た」の撮影現場にもなったらしい。
アブラナを代表して菜の花と言っているが、広義な意味ではアブラナ科の野菜類などは全て菜の花と言われ蕾の頃には食用になる。アブラナは「油菜」と表記されるように、菜種油をとるために原産国中国から移入した。最近ではセイヨウアブラナが幅を利かせているようだ。花桟敷の入り口付近には同じアブラナ科のストックが甘い香りを放っている。こちらは1661年~73年頃に地中海地方から渡来してきたらしい。古代ギリシャ、ローマ時代には既に薬草として利用されていたようである。因みにストックと云うのは硬い幹や茎を指すとのこと。山に持って行くストックも同じ意味。
「菜の花や 彼方に見ゆる 凪の海」