阪急「岡本」から打越山へ

　　　　　　　　　　　　　山で多い忘れ物・落とし物

　　　　　　　　　　2月末のカーテンコール

　大好きな2月の締めくくりとして、50歩100歩という山サークルから六甲山系の山に行って来た。ポカポカ陽気で上着を脱ぎながらの歩きになり、足取りも軽くと云いたいところだが、久し振りの山歩きは堪える。足の筋力は2週間で元に戻ると云われている。最低でも毎週一度は歩きたいのだが、所属する山サークルなどの高齢化でそのチャンスが少なくなっている。独りで歩くのはリスクが高い。この時季は大丈夫と思うが熊出没情報があり、地域の駐在所便りで「熊に注意！」などと喚起を促している。特に六甲山系では昼間から猪が出たりする。僕の主宰する観察会でも脚力に配慮して、極力山コースは少なくしている。一番困るのは“昔取った杵柄”論だ。確かに経験は活きるが脚力は別問題。
　昨日のグループの女性リーダーは妖怪かと思うぐらいお元気で、歩くスピードが速い。変なプライドがあるので待ってくれとも言えず、途中で写真を撮ったりして遅れをゴマ化している。汗をかいた分、打ち上げのビールが殊の外旨かった。自宅近くまで帰った時に、夕暮れの夜空を見上げると、金星と眉ほどの月が西空に傾いていた。好きな2月が終わり、更に好きな3月の幕開けである。

「久々の　汗を2月の　〆として」