ロクさんのアクティブライフのブログ

自然観察を通してのシニアの元気報告を575に託してお届けします。

自然観察を中心に、アクティブに活動している様を、
写真とコメントを交えて俳句にまとめています。
毎日発信でシニアの元気報告になっています。

冬花蕨(フユノハナワラビ)

         花のように見える胞子嚢

               洗濯物にお客さん


 午後から雲が出てくるという予報なので、午前中に散歩に出掛けた。まさに小春日和で暖かさを背中に浴びながら、2時間あまりの散歩で汗までかいてしまった。
 何時も通る散歩道だが、シダ植物のフユノハナワラビが群生とまで言えないが何株も顔を出しているのに出会えた。山辺の観察会でも見付けたら嬉しくなる対象物である。それが近くで花と見紛う胞子葉を何本も出ている。基本的にはシダ植物まで観察対象に加えていないが、貴重種だけでも知っておきたい。春に高槻の鵜殿を訪問したときに、どうしても観察したかったシダ植物のトネハナヤスリを探し回ったことを思い出す。それと同じハナヤスリ科の多年生シダ類である。
 胞子葉は直立し2列に胞子嚢を密生させている。その黄色が花のように見えるところからハナワラビと名付けられている。少し揺らすとホコリタケのような胞子を撒き散らす。鹿に食べられなければ、ますます群生してくれることだろう。
 トネハナヤスリが食用になると聞いたが、フユノハナワラビも若芽が食用になるとのこと。食いしん坊のロクでも絶滅危惧種や貴重種には触手が動かない。ワラビやゼンマイで十分である。そんなワラビも50年も前から食べているので食傷気味になっている。
 ビオトープ風花壇には蝶や蜻蛉が来てくれるが、洗濯物は羽根休めに止まりやすいのだろうか。気の済むまで休んでくれ!と一茶の心境になっている。


「そこかしこ 小春日和の プレゼント」

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