サル顔の蘭🐵
昨年も京都府立植物園にサル顔のランを見に行ったが、空振りに終わってしまった。今回はサークルの下見として訪ねたのだが、たまたま案内板に「サル顔のランが咲いています」と紹介されていたので、目的外だったが温室に足を運んだ。
温室内には世界の珍しい植物たちが展示され、見飽きないのだが、一目散にサルのランを目指した。ランの名前はドラクラ・ギガスと呼ばれ、吸血鬼ドラキュラを連想して名付けられた。原産地はエクアドル北部からコロンビアにかけての標高1700~2600mの高地樹木に着生するランらしい。間近で観察するとドラキュラと言うより、可愛いお猿さん顔に見えるところから「モンキー・オーキッド」と呼ばれている。
寒冷地で育てることが出来るので、能勢でも育てられそうだが、植物園の温室で咲いたよと案内するぐらいだから、なかなか素人では育てられない着生ランなのだろう。サークル本番が1週間先なので、仲間の皆さんには観てもらえないのかも知れない。
サークルメンバーからは下見までして頂いて申し訳ないと恐縮されているが、本番では出合えない花たちに逢えるので、苦にならないどころか下見を結構楽しんでいる。「早春の草花展」もオープン直後だったので、勢いのある草花が発する香などを満喫できる楽しみがある。余り下見の素晴しさを強調すれば「下見にも行きたい!」といわれてもね~。
「早春の 花に紛れて 猿の顔」