ロクさんのアクティブライフのブログ

自然観察を通してのシニアの元気報告を575に託してお届けします。

自然観察を中心に、アクティブに活動している様を、
写真とコメントを交えて俳句にまとめています。
毎日発信でシニアの元気報告になっています。

第七藝術劇場へ🎦


 まだ風邪症状の治まっていない妻から、エアコンの無い部屋から脱出して涼しい処で過ごしたいと懇願される。コロナ前までは「るり渓」まで出掛け、温泉とプール歩きをするのが夏の定番だった。ところが熱こそ下がったものの絶えず咳き込んでいる。プール歩きなどとんでもない。色々と行き先を考えた末にたどり着いたのが映画鑑賞だった。
 能勢町には娯楽施設や文化施設は皆無である。辛うじて「淨るり会館」というのがあるが、6月に2日間の人形浄瑠璃公演があるのみだ。映画・演劇・音楽などに触れたければ都会まで出掛けなければならない。ところがバス本数は普段でも90分に1本しかなく、土日祝は1日に6本しかない。3時間に1本の割合である。映画に行こうと思っても、そんな運行計画に合わせて予定を組まなければならない。
 映画と言えば十三「第七藝術劇場」が頭に浮かぶ。何時も話題作を上映する映画好きの聖地的劇場である。バス時間に合せるために2作品のチケットを購入することにした。「絶唱浪曲ストーリー」と続けて上映される「丸木仁里・俊ー沖縄戦の図ー」全14部。
 若手浪曲師「港家小そめ」の初舞台に至る芸人の赤裸々なドキュメンタリー映画である。一見華やかに見える芸人たちの裏舞台を垣間見せてくれた。
 丸木仁里・丸木俊の作品は何度か目にしたが、平和への想いが、作品のタッチと共に描かれる人々とのつながりが、より鮮明に彼らのメッセージを描き出していた。軍拡に進む今こそ多くの人に観てもらいたい作品である。避暑のつもりで訪れた映画館だったが、心は熱く暑く燃えてしまった。


「炎昼の 眠気を覚ます ドキュメント」

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