沢瀉(オモダカ)
たぶん雄花ばかりが残っているのだろう
ミストがほどよく流れてくる
日本全国の湿地に自生するとされるオモダカだが、能勢では水田雑草として毎年見かけるお馴染みさんである。漢字では「面高」とも表記される。
大阪府吹田市の名産であるスイタグアイはオモダカの改良種とされている。正月のおせち料理に使われるが、我が家の食卓に上がったことは無い。ほろ苦い独特の風味が好きなのだが、妻の育った山陰地方との食文化の違いがクワイを遠ざけてきた。目が出るという縁起物として喜ばれるのだが、未だに目が出ないのはクワイを遠ざけて来たからかも知れない。
田んぼには鹿除けの柵が張り巡らされているので、間近でオモダカの観察が出来ない。名前の由来にもなっている矢尻型の葉は目立つのだが、3個の花を付けている雄花と雌花の違いを観察できていない。図鑑情報では上に雄花が一つ咲き、下に雌花が2つ咲くと記されている。何よりも根茎を食べてみたいものだ。
今月3日、葛城高原での宿泊例会を予定しているが、意義ある例会にしたい!と打ち合わせを事務局でかさねてきた。何時もは天王寺慶択園の四阿をお借りするのだが、涼しさを求めて大阪駅の「時のひろば」を拝借することにした。駅のアナウンスさえ我慢すればゆったりとした空間を遠慮無く使える。サークルは会費など集めないスタイルなので、スタッフの打ち合わせ場所も「無料」にこだわる。
土用のウナギに手が届かなかったので、先日ゲットしておいた厚切りステーキで我慢することにした。400g越えなので2人で分けても食べ応えがある。ソースは作らず黒胡椒と岩塩で味付けして、わさびで食べるのが我が流である。ウナギほどの滋養が着いたかな。
「夏痩せの ムンクに似たる 葉の姿」