玉の浦椿への期待
こんな苗木で花を咲かすだろうか
三椏の苗木
啓翁桜も葉を展開してきた
一昨年ひとくらクラブの仲間から玉之浦ツバキの苗木をたくさん頂いた。地域の方やサークル仲間にも配ったが、残った苗木はしっかり植木鉢に根付いている。その内の一つが昨年も蕾を付けていたが、花を咲かす力は無かったようで、未だしっかり根付いていないのだと諦めていた。ところが今年は蕾をふたつに増やし、順調に膨らんで来た。小さな苗木に花を咲かせてくれたら、みんなに自慢することだろう。それぐらいの期待を持ちながら、毎朝見守っている好々爺の姿を想像して欲しい。
タマノウラは五島列島玉の浦町の山中で発見されたヤブツバキの突然変異種で、ヤブツバキと同じ一重のラッパ咲きで、赤い花弁の周囲に白い覆輪が入る綺麗な椿である。頂いた方の出身地が五島ということで、殊の外大事に育てられている。突然変異種だから種を植えても、ヤブツバキに先祖返りしてしまうので、挿し木でしか育てられない。
日本の野生ツバキはヤブツバキ、ユキツバキ、サザンカだけだから、それ以外の椿は全て挿し木で育てられている。玉の浦を母種とした爪白花弁の品種が多数作られ、「玉」を冠した椿が市場に出回っている。
愛宕山で三椏の実生苗木がたくさんあったので頂いて帰り、植木鉢にさしておいた、根付いてくれることを願って。
今日から娘夫婦のプレゼントで小旅行に出掛けるので、皆さんのブログは帰宅してから拝見します。
「水やりは 春雨に託し 旅に出る」