ロクさんのアクティブライフのブログ

自然観察を通してのシニアの元気報告を575に託してお届けします。

自然観察を中心に、アクティブに活動している様を、
写真とコメントを交えて俳句にまとめています。
毎日発信でシニアの元気報告になっています。

赤花夕化粧

              何とも優雅な夕化粧

               偶に白花もある


 コーラス練習に向かう道端にユウゲショウが咲いていたが、練習時間に間に合わないので先を急ぎ、帰り道で撮るようにした。名前としてはユウゲショウでも良いのだが、白粉花(オシロイバナ)の別名を夕化粧とも云うので、区別するためにアカバナユウゲショウとしている。夕方に咲くという事で名付けられたが、朝から咲き出し日中でも咲いている。北アメリカ原産で、明治の頃に観賞用として輸入されたものが、瞬く間に野生化し帰化してしまった。関東以西に分布し、温度選好性を持つため、温暖化で次第に北上するだろう。
 この花との出合いは、僕が山で倒れた時に入院した天理の病院で、散歩途中に可愛い花を見付け、摘んで帰り、病床のガラス瓶に放り込んだのが始まりである。見舞客が訪れてくれると病院周辺を案内し、植物や近辺の歴史などを見て貰っていた。その下見を兼ねて散歩をするので次第に行動範囲は広くなる。先生の病室往診時にいない事があり、看護師に叱られて、緊急時の対応のために散歩コースを書かされた。その地図を見て「これは病人の散歩範囲ではない、まるでハイキングコースだ!」日増しに日焼けして行った病人の後を、色白の見舞客が付いて歩く、という世間では考えられない思い出がアカバナユウゲショウが咲き出すと甦る。


「赤花に 帰りに寄ると 声をかけ」

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