ロクさんのアクティブライフのブログ

自然観察を通してのシニアの元気報告を575に託してお届けします。

自然観察を中心に、アクティブに活動している様を、
写真とコメントを交えて俳句にまとめています。
毎日発信でシニアの元気報告になっています。

過去へのご招待

 2010年7月17日から写真俳句と云う形式で始めました。写真までは紹介しきれませんが、コメントと俳句は残しておきたいのです。何回かに分けて紹介して行きますが、もちろん無視して頂いても結構です。あくまでも自分用ですから。


[1] ロクさん [PC]  2010/07/17 13:18:52    [削除]


  初めての掲示板です。山と自然と旅をテーマにとっておきの一枚の画像を公開していきます。
我が家に突然訪問してくれた珍しいお客さんです。


「夕方まで 休んでいって 蝉しぐれ」


[2] 仲良しの樹 [PC]  2010/07/18 06:42:28    [削除]


  地元の山を案内してもらった時に、教えてもらったスポットです。株立ちした幹の途中で幹同士が手をつないでいるのです。枝が伸びて隣の幹に同化したようです。樹種確認ができていなかったのが心残りです。


「また来ると 歴史の山に 涼風と」


 [3] おとぎの国 [PC]  2010/07/19 17:01:55    [削除]


  南イタリア・アルベロベッロ(世界遺産)に宿をとってもらいました。イタリアの孫娘たちと楽しい晩餐に出向く途中のひとコマです。映画「アマルフィー」のスタッフ受け入れで忙しいさなか、我々のために一夜を共にしてくれました。


「バルコニー 異国の宿に 水蓮が」


[4]キツネノカミソリ [PC]  2010/07/20 22:47:53    [削除]


  何年か前まではキツネノカミソリを求めて、随分と足を運びました。ところが地元にたくさん咲いていたのです。夏場はウォーキングも大変なので、近くの土手を散歩コースにしていたので、気が付かなかったのです。キツネノカミソリの葉っぱを覚えてから、近くに群生していることを知りました。


「ヒグラシに 夕餉の支度を せかされて」


[5] 門被りヤマノイモ [PC]  2010/07/21 14:02:15    [削除]


  門かぶりの松は日本の庭に欠かせませんが、自然派を目指すロクさんとしては、一挙両得をもくろみ遊んでみました。小さなムカゴがたくさん付いています。秋には実も弾けリース飾りの材料になります。


「代役を 引き受け茂る ヤマノイモ」


[6] ビオトープ [PC]  2010/07/22 07:11:00    [削除]


  一時カナディアンカヌーで琵琶湖や四万十川を楽しみ、野田知佑になっていました。そのカヌーが今では小学校のビオトープ池として息を吹き返しています。
我が家の「猫の額放置庭?」にはトンボやカエルがたくさん住みついています。池はありませんがビオトープ的環境です。


「雨蛙 留守番頼み 遠出する」


[7] 稲の旋律 [PC]  2010/07/23 05:45:42    [削除]


  窓から稲の成長を眺めています。腰の曲がった老夫婦が丹精込めて米作りをされています。つい日本の将来に思いを飛躍してしまいます。
田植えからずっと見ていますが、随分と株が大きくなってきました。田んぼって本当に心が癒されます。


「風のまま 右に左に 稲の波」


[8] ハマボウ [PC]  2010/07/24 09:55:36    [削除]


  仲間たちと淡路・成ヶ島へ満開のハマボウを観に行きました。あまりの暑さには閉口しましたが、大暑の中で今を盛りと咲き誇っている姿に感銘を受けました。真夏の青空に凛とした姿は実に見事です。非日常の世界に浸ってきた、そんな一日でした。


「真夏日に 未知の世界へ 渡し船」


[9] 氷河特急 [PC]  2010/07/25 08:32:04    [削除]


  何回も乗った氷河特急、朝一番のニュースで脱線とのこと。日本人観光客38人が巻き込まれ、死者、意識不明の重傷者まで、信じられない出来事です。世界一と思っていた観光列車、ゆったり流れる車窓の風景に幾度癒されたことか。こたびの犠牲者に冥福あれ!


「安らかに エーデルワイス 君が手に」


[10] 今日のお客さん [PC]  2010/07/25 10:45:22    [削除]


  我が家の猫の額放置庭に住み着いている川トンボが家の中まで訪れてくれました。いろんなトンボが訪問しくれます。家主が「極楽とんぼ」と知っているからでしょうか。
蜻蛉つりをした遠い昔を思い出すひと時です。


「川トンボ 茗荷の陰で 涼を呼ぶ」


[11] 星朝顔 [PC]  2010/07/26 06:42:02    [削除]


  何年か前に植物園の知り合いから何種類かの朝顔の種を頂きました。今でも咲いてくれるのは「星」と「メキシコ」です。今年はプランターで育てたので、水分不足か、やっと一輪だけ咲いてくれました。たくさん咲いてくれることを期待して、ずぼらせずに水やりをしなければ。


「朝顔の 葉に集まる トンボたち」 


[12] 5時の月 [PC]  2010/07/27 05:29:41    [削除]


  白黒写真全盛期のころJRPというプロ・アマ写真組織に入っていました。カラー写真が台頭してきたので、世界が違うと遠のきました。日本の代表的なカメラマンもその組織の中心でした。
何を言いたいのか?今日の写真が何の変哲もないからです。デジカメは便利です。5時に撮った画像が瞬時に掲載出来るのですから。2~3分後に月は沈んでしまいました。


「熱帯夜 トイレに起きて 靄う月」


[13] ムラサキ [PC]  2010/07/28 06:41:18    [削除]


  5月末に神戸薬科大学の薬草園から、絶滅危惧種のムラサキの苗を頂いて帰りました。2~3日前にやっと花をつけてくれました。平安時代のもっとも高貴な色の染物は紫根と言う根を使ったようです。今も古代紫として受け継がれています。
気品と風格があり、妖艶でもあるその草木染めを何方か作って下さい。


「ムラサキの 白き小花に 古代の香」


[14] ヤブミョウガ [PC]  2010/07/29 09:36:23    [削除]


  茗荷と同じ時期に花を咲かせますが、ヤブミョウガは全く別物です。あまり日の差さない林内で、茗荷とよく似た葉を持つので名付けられたそうです。こちらはツユクサ科で、茗荷はショウガ科です。茗荷は香辛野菜として親しまれていますが、日本人の口にしか合わないようです。
物忘れをするとの言い伝えがあり、古典落語でも取り上げています。茗荷の甘酢漬けは暑気を払ってくれそうです。


「そうめんに 茗荷泳がせ 渦作る」


[15] シルエット [PC]  2010/07/30 06:32:46    [削除]


  ロクさんの屋号は夢工房「極楽トンボ」です。画像で表現するとこんな感じかな?逆光で撮る写真が好きで、シルエットの画像はモノクロの雰囲気があります。どちらかと言うと自慢の構図です。最近はバカチョンのデジカメで撮るので、技術を必要としなくなりました。カメラマンの個性をかろうじて発揮できるのは構図ぐらいです。


「妻からは トンボと言われ 幾星霜」


[16] 百日紅 [PC]  2010/07/31 21:35:09    [削除]


  今年の夏の暑さはたまりません。世界的な異常気象が報じられています。でも植物は自分の季節が来ると、ちゃんと主張してくれます。夏の花、サルスベリが満開です。漢字で書くと百日紅、なんともいい名前です。7月から10月ぐらいまで咲き誇ってくれますので、漢名の由来になっています。
赤紫・ピンク・白など花弁が女性のスカートのようで、なんとも妖艶な感じがします。


「立ち止まり 呼吸整え 百日紅」


[17] 稲の花 [PC]  2010/08/01 08:57:21    [削除]


  5月16日に植えられた苗が、早くも花を咲かせていました。早生の品種を農家の方たちは競って作付けしています。新米を待ち望んだ消費者に人気があるからです。当然価格も少し高くなっています。おいしい地元の米をいち早く口にできる幸せを、能勢の地で心待ちにしています。知り合いがリタイア後、能勢に移り住んで農業で汗を流しています。
仲間から「何か作っている?」と聞かれますが、時間と自信がないのです。晴耕雨読には憧れますが。


「稲の花 朝露受けて 眼にまぶし」 


[18] オモダカ [PC]  2010/08/02 06:33:28    [削除]


  田舎に移り住んで7年になります。田んぼのある風景は生活の一部なのです。オモダカを初めて見たとき、特徴のある葉だなと印象に残りました。図鑑で調べるとおせち料理に欠かせないクワイはオモダカの変種とのこと。特に有名な吹田グワイはオモダカの改良品と知って2度びっくり!オモダカの根茎も美味しいのかな?


「足音に あわて蛙の 水の音」


[19] 女郎蜘蛛 [PC]  2010/08/03 08:34:59    [削除]


  玄関脇に蜘蛛の囲(巣)が懸っています。暇な時はじっと狩りの現場を見ています。NHK放映の「投げ縄蜘蛛」には感動しました。皆さんもご覧になったはずです。
米科学誌「サイエンス」で蚕の糸と蜘蛛の糸は無限の可能性があるとの研究成果が出されました。人口繊維ケプラーよりも強靭で伸縮性に富んでいるということです。今後再生医療などの分野でも期待されています。


「蜘蛛の糸 切るに切られぬ 情けかな」


[20] ビロウドハマキ [PC]  2010/08/04 06:33:27    [削除]


  マニア以外は総じて蛾や蜘蛛は好きにはなれません。ところが蛾の仲間にも驚くほどの衣装を纏ったものもいます。以前観察会に行った時に出会った昆虫です。蛾とは知らずにカメラに収めました。蒼き地球、色んな生物がそれぞれの役割を持ち生きています。ビロウドハマキ君はどんな働きをしているのでしょう。


「寝苦しや 窓閉め忘れ 蛾の羽音」


[21] 今日の開花 [PC]  2010/08/05 08:17:10    [削除]


  日本の朝顔がやっと咲きだしました。多分水やりの不足で、すねていたんだと思います。別に国粋主義者ではないのですが、日本産はほっとしますね。優しく控え目な色が何ともいえません。
生物で外来種は鼻つまみ者ですが、反対にイギリスなどで日本産のイタドリが繁茂して困っておられるとか。天敵のイタドリマダラキジラミを、日本から持ち込むことをイギリス政府が決めたようです。


「朝顔の 健気な命 虫よ来い」


[22] テラスにて [PC]  2010/08/06 06:22:38    [削除]


  スイスのリギ山山頂ホテルのテラスで、夕焼けの写真を撮るべく仲間たちとたむろしていました。民間親善の常で少年に折り鶴を差し上げると、その祖父らしき人が、きれいな音色の笛で何曲かを演奏してくれました。旅の楽しさはそんなひと時の出会いにもあります。
涙腺の緩んだ熟年男の目が潤んでいました。


「山頂に 憩う旅人 夕涼み」


[23] 害虫 [PC]  2010/08/07 06:38:46    [削除]


  今年も紙芝居を作りました。そこに登場させたカメムシをやっと現認することが出来ました。稲がまだ熟し切らない頃に汁を吸うのです。汁を吸われたコメは精米したとき目につきます。白濁したり黒くなったりしています。食べる分には問題無いのですが、やはり商品価値は下がります。
草刈りの時期が大きなポイントらしいです。畝の雑草にいるカメムシをわざわざ稲に追いやることになるそうです。


「稲の汁 吸って生き抜く 虫もあり」


[24] およばれ花火 [PC]  2010/08/08 07:05:29    [削除]


  淀川を見下ろす14階のマンションに住む友人から、花火観賞のお誘いを受けました。奥さん心づくしの手料理に舌鼓を打ち、広いベランダでの宴会を堪能させて頂きました。
今か今かと待ちわびた夕暮れ時、合図の音に団扇片手でスタンバイ。お大尽気分を味あわせて頂きました。


「花火散り 少し遅れて 届く音」


[25] 都会のオアシス [PC]  2010/08/09 06:51:36    [削除]


  能勢の片田舎から買い物がてら街に繰り出しました。ショッピングモールは冷房が利き快適な避暑地です。冷え切った甲羅を冷やすために屋上に出てみると、幼子たちが水の噴き出すエリアで楽しげにはしゃいでいました。それを見守る親たちは玉の汗。
立秋を過ぎたというのに季節は夏本番。この先どうなるのやら?


「幼子は 都会の渚で 水遊び」


[26] 男の料理教室 [PC]  2010/08/10 06:28:59    [削除]


  4月から月に1回「男の料理教室」を始めました。地元で採れる旬の野菜を使った料理にこだわっています。ほとんど先生のお宅で採れる新鮮な野菜を提供してもらいますが、不足分は当番に当たった人が購入に行きます。食材を見極める目を養うためです。今回は夏野菜たっぷりのピザがメインで、他にはキュウリの冷しスープ、キュウリの蛇腹切り南蛮漬けを作りました。


「ピザの生地 クーラー効かし こねており」


[27] うり坊 [PC]  2010/08/11 09:14:20    [削除]


  妻の山グループにゲスト参加させてもらい、箕面の木蔭コースを歩きました。地獄谷から展望台に出て政の茶屋に降り、そこから天上ヶ岳を経由して、滝道に合流するコースです。曇っていたので熱中症は免れましたが、道中誰にも会いませんでした。さすが滝道に降りると散策の人たちがカメラを構えていました。川べりでうり坊が餌を探しているのに出会いました。


「ギャラリーを 気にし気にしの 亥の子かな」


[28] リモコンヘリで農薬散布 [PC]  2010/08/12 07:09:02    [削除]


  妻に寝ざめのお茶を淹れている時、早朝から聞き慣れない騒音が飛び込んできました。窓から覗くとリモコンのヘリを使って、何やら散布しています。肥料か殺虫剤か除草剤か判りませんが、そんなに広大でもない田んぼでの出来事でした。農夫が数人見守っていましたが、男の遊び心を感じました。


「ヘリ飛ばし 稲にポッカリ 風の穴」


[29] フウセンカズラ [PC]  2010/08/14 06:34:42    [削除]


  我が家のフウセンカズラはプランターに種を蒔いたので、隣の朝顔と絡み合って成長しています。どうしても朝顔には勝てないようで、日陰者のようにひっそりと実をつけています。
知り合いの家を訪門した時、網を張って上手く育てていました。来年は彼たちを主役にしてやろうと肝に銘じました。


「軒下に フウセンカズラ 色付きて」


[30] 狂い咲き [PC]  2010/08/15 05:22:06    [削除]


  アクティブライフと銘打っているのに、殆ど地元の自然描写しか出来ていません。あまりの暑さに行動力が鈍っています。散歩が関の山です。でも、色んな発見があるのが楽しいです。
雨上がりのふとした目線に飛び込んできました。剪定されたモクレンに花が咲いているのです。横にはカキの木がたわわに実をつけ、秋を待っています。


「青柿と 季節外れの 紫木蓮」


[31] 金剛丸滝道 [PC]  2010/08/16 07:07:40    [削除]


  「ロハスの風」というグループからお誘いを受け、金剛山の丸滝道に行ってきました。谷道を何度も渡渉しながら頂上を目指しました。気温は23度~24度、足を止めると直ぐに汗が退きます。今年の夏はあまり歩いていなかったので堪えました。イワタバコが疲れた我々を元気付け、癒してくれました。岩場にひっそりと咲くイワタバコは、汗を流した者にしか逢ってくれません。


「岩煙草 マイナスイオン 浴びて咲き」


[32] 高嶺の花 [PC]  2010/08/17 06:03:13    [削除]


  15日の丸滝谷道を歩いた後遺症が2日遅れでやってきました。ふくらはぎが痛くって階段を降りるのが辛いです。筋肉は2週間で元に戻るといいますから、週1回は山を歩きたいものです。
例年なら夏山に出かけているはずですが、地元の山グループも年齢を重ね、だんだん自信をなくしつつあります。


「夏の嶺 齢とともに 遠ざかる」


[33] 司馬遼太郎記念館 [PC]  2010/08/18 08:22:17    [削除]


  自然愛好グループの例会で、東大阪の司馬遼太郎記念館に案内してもらいました。館内には彼の蔵書が、3階まで吹き抜けの壁面書架に2万冊余り展示されています。実際の生活空間には4万冊の蔵書が書庫に収められ、本の林に囲まれて執筆されていたようです。
研究熱心な歴史小説の大家、司馬遼の一面に触れてきました。


「司馬遼に 友集いきて 法師蝉」


[34] 給餌中 [PC]  2010/08/19 07:45:53    [削除]


  チュウサギが畦を行ったり来たりしながら、カエルなどを狙っています。野鳥が朝夕に給餌しているのをよく見かけます。一般的には野鳥の給餌は1日3食が多いそうです。
田んぼがあり、オタマジャクシや水性昆虫などが育ち、スズメやツバメが飛び交い、大型野鳥の餌場にもなっています。いわゆる生物多様性が保障されている貴重な場所です。もちろんダムの役目や温暖化防止の役目も担ってくれます。


「白鷺が 行きつ戻りつ 餌探し」


[35] 笹枯れその後 [PC]  2010/08/20 06:35:34    [削除]


  盆のストレスを発散させたいという仲間たちと、山の空気を吸いに行きました。水脈が断たれ荒れ果てた谷筋を歩き、エキスポの森を経由して鉢伏山に登りました。吹く風が何とも心地よく、携帯で友に「気持ちいい~」と羨ませてやりました。
北大阪方面のクマザサが、一斉に枯れたためチマキの笹が不足している、というニュースが以前聞かれました。鉢伏山も以前は笹に覆われていましたが、笹枯れにあい1~2年ですっかり山の様相が変わってしまいました。


「里山の 笹枯れあとに 草茂り」


[36] 石の工作 [PC]  2010/08/21 07:16:45    [削除]


  次回は石の工作をしますと知らされていたので、海岸で色んな形の石を拾い集めました。
角の取れた丸い石に出会うと、永らく渚で彷徨していたんだろうなと勝手な想像をしてしまい、つい♪名も知らぬ遠き島より~♪と口ずさみながら郷愁に、想像の世界に連れ込まれてしまいます。


「夏の浜 幾度もまて 帰り来る」


[37] 稔り前 [PC]  2010/08/22 06:51:05    [削除]


  散歩コースの途中に栗林があります。能勢に来た当時は道端に落ちているクリを拾って帰りました。クリというのは稔ると木から落ちます。基本的にはクリの木所有者のものなのです。
地元の人が栗林を通る時には、足早に通り過ぎます。靴の紐を結ぶためにその場で屈むなんてとんでもないことです。そんなことを知ってからは、横目で見ながら通り過ぎます。


「枝たわわ 若栗落とし 稔り待つ」


[38] 早稲田 [PC]  2010/08/23 06:44:03    [削除]


  猛暑日が続いています。朝早く散歩に出るのが涼しいと思うのですが、今までの生活リズムからみて自信がないのです。いわゆる交感神経が直ぐに入れ替ってくれません。早朝散歩が当面の課題です。
早生の稲穂が既に垂れ下がり、稔りの色に変わりつつあります。天気予報では当分夏日が続くというのに……


「夕方に 散歩する道 早稲田あり」


[39] カラスウリ [PC]  2010/08/24 06:00:44    [削除]


  カラスウリの花を上手く撮りたくて、花壇に種を蒔きましたが、ツルが伸びるばかりで花をつけてくれません。仕方なく散歩の途中で採った蕾を持って帰り、ビールを飲みながら開花を待ちました。2時間も待っていると開いてくれましたが、あいにくの雄花でした。多分雌花の方が艶やかだったと記憶していたのですが。


「カラスウリ レース纏って 誰を待つ」


[40] タマシロオニタケ [PC]  2010/08/25 08:06:45    [削除]


  第2・第4火曜日は女性グループとの山歩きに付いて歩きます。どうやら人畜無害と思われているようです。従ってその日は勝手に「花曜日」と名付けています。
昨日は神戸市の丸山湿原と大岩岳にハイキングしてきました。暑さには参りましたが、道中色んな植物との出会いがありました。雨が降らず山も乾いていましたが、それでもキノコはしっかり大きくなっていました。


「一休み キノコ誰の子 お山の児」


[41] 虎・寅・トラ [PC]  2010/08/26 07:00:35    [削除]


  今年の夏は野球の世界でも暑いです。高校野球は沖縄興南に優勝旗がもたらされ、拍手喝采を送りました。プロ野球では日替わりで順位が入れ替わり、一喜一憂させられています。
観察会でトラマークの蛾を見つけました。帰って図鑑で調べるとキンモンガという名前でした。普通に見られる種類だそうです。この蛾と出会ったからか、お陰様で球団新の22得点、首位に返り咲きました。でも油断は禁物、3チームが犇めきあっています。


「Tシャツに 地図くっきりと 汗のあと」
[42] 鯉の群れ [PC]  2010/08/27 06:53:27    [削除]


  太陽が山影になるコースを選んで散歩していますが、夕方は小魚が蚊などの昆虫を捕食するため、ジャンプしたりして水面がきらきらしています。そのそばで大きなコイが悠然と泳いでいます。あの鯉を捕りたいなぁ~、立ち止まり少年の目になっています。ニタッとした顔を誰かに見られていなかったかなと……。


「夕燕 川面に鯉の 群れてをり」


[43] ノウゼンカズラ [PC]  2010/08/28 06:48:12    [削除]


  晩夏の庭先にはムクゲとノウゼンカズラが目につきます。我が家にも色の濃いアメリカノウゼンカズラが植わっていました。つい人の庭に植わっている、優しくて儚げな日本のノウゼンカズラと見比べてしまい、大きくなった根を切ってしまいました。生命力が強く、いくら切ってもヒコバエが伸びてきて往生したものです。やっと昨年あたりから姿を消してくれました。


「うす色の ノウゼンカズラ ゆうらゆら」


[44] ホームステイ [PC]  2010/08/29 07:16:10    [削除]


  娘がアメリカに短期ステイをしたのをきっかけに、我が家でも各国の留学生を受け入れました。以前住んでいた団地が外国語大学の近くだったという地の利も影響していました。
当初は異文化に触れさせたくって、夏祭りなどに連れ回した記憶が甦ってきました。20人位も預かってくると、こちらも異文化体験が欲しくなり、彼女たちを捕まえては「お国」の事情など教えてもらいました。遠い昔の話です。


「地蔵盆 ステイの娘に 背中押し」


[45] 鉈豆(ナタマメ) [PC]  2010/08/30 07:24:01    [削除]


  食に関する好奇心は旺盛な方です。何でも食べてみたいという好奇心が働きます。近くの「道の駅」に新しい野菜などが店頭に並んでいると、まず買ってきて試食してみます。
でも鉈豆は食したことがないのです。古くから栽培されていた豆類ですが、眼に触れる機会が少なかったからです。どうして食べるのだろうか?


「鉈豆の 大きくなりし 誰が喰う」


[46] 役小角
(えんのおづの) [PC]  2010/08/31 08:39:16    [削除]


  箕面の天井ヶ岳にある役小角の像です。最後はこの山で入寂したとの記録があるようです。実在の人物で、京都・奈良・大阪などの山で山岳修行をして呪術を身に付けたらしいです。殆どは後から付け加えた伝説の類だと思いますが、色んなところで彼と出会います。
彼の足跡には及びませんが、ロクさんもヨーロッパのトレッキングコースにマーキングをしに出かけます。何でマーキングするのかって?想像の世界です。


「羽ばたいて なを羽ばたきぬ 秋異国」


[47] 氷河トレッキング [PC]  2010/09/10 22:12:21    [削除]


  10日間北欧ノルウェーのフィヨルド・トレッキングを体験してきました。特に氷河トレッキングは初めての経験で、ハーネスとザイルでお互いを確保しながら、ピッケルとアイゼンで一歩一歩氷河の感触を味わってきました。現地ベテランガイドの先導で、全員が事故もなく設定されたコースを踏破出来ました。天候とかいろんな条件が重なると、今日のようには歩けないだろうな?本当にいい旅でした。


「ボート行く 氷河湖すでに 薄氷」


[48] 氷河を映す湖面 [PC]  2010/09/11 09:24:30    [削除]


  ヨーロッパ最大の氷河がノルウェーにあり、その大きさは四国ぐらいと言うから想像だにできません。そこから懸垂氷河として垂れ下がっている支流が26個もあるらしいです。フィヨルドは氷河が削った後だということが一目瞭然です。
世界自然遺産として保護されているのはありがたいことですが、フィヨルドには橋がありません。対岸までの移動はフェリーと車しかないので、かなり不便です。不便さゆえの美しい自然環境を実感してきました。


「秋空に 翼拡げる 氷河かな」


[49] 雲の様 [PC]  2010/09/12 07:30:23    [削除]


  今回の旅の目的は世界自然遺産に指定されているフィヨルド周辺のトレッキングとクルージングでの観光でした。クルージングとフェリー移動の時は船室から出て、甲板で肌を刺す風をものともせずに移り行く景色を堪能してきました。
氷河で削られた岩肌や無数の滝に飽きてくると空を見上げます。ある時は不死鳥のようになったり、平面的なキャンバスになったりして、刻々とその姿を変えて行く雲の様に見惚れます。ゆったりした時の流れが、一時旅人を詩人にしてくれます。


「フィヨルドで 人それぞれの 秋の雲」


[50] 赤とんぼ [PC]  2010/09/13 08:47:57    [削除]


  9月も半ばだというのに猛暑日が続いています。旅先の気温は10度余りでしたから、20度の気温差に慣れるまで時間がかかりました。でも季節は着実に進んでいるのを実感できます。
夜には虫の声が涼やかで、朝には帰り支度の燕が餌を求めて乱舞しています。イナゴやトンボが飛び交い、早生の稲はひと足早く頭を垂れています。


「羽休め 秋の気配を 伝え来て」


[51] 酔っぱらい草 [PC]  2010/09/14 06:26:27    [削除]


  子どもの頃から見慣れた草の一つにスベリヒユがあります。畑や庭先に繁茂するので農家の嫌われ者でした。今年は特に暑さが続いているので例年よりもよく目につきます。温暖化のためか勢力を広げているようです。山形では昔から山菜として食べられていたようです。もちろんロクさんも何十年も前に食べた記憶があります。
酔っぱらい草の由来は、茎が赤いからと言われていますが、引き抜いた根っこをこすってやると赤く変色してきます。その方が面白いですね。


「コーラスに 向いし道の スベリヒユ」


[52] 門被りの「むかご」 [PC]  2010/09/15 07:17:16    [削除]


  門被りの山芋が沢山のむかごを付け、収穫時期を迎えました。むかご飯やバター炒め、それとも塩茹でにしてビールのおつまみにしようか?とほくそ笑んでいます。
山道でむかごを見つけるとそのまま口にします。少し生臭い感じもしますが、味は山芋そのものです。元気をもらったようで後の歩きに力が入ります。


「明日からは しばし留守宅 むかご飯」


[53] シロバナツユクサ [PC]  2010/09/16 06:35:38    [削除]


  「撮って置き写真」に俳句を添えて表現したいと言うのが当初の目的だったが、どうしても旬の写真を撮りたくて、外出の時にはデジカメを持って出るようになりました。自然と周りを観る目がスローになり、今まで見えていなかったものが見えるようになりました。
何時も通っている散歩道にツユクサがあるのですが、ふと眼をやると白いツユクサがありました。早速帰ってネットで調べると「シロバナツユクサ」であまりお目にかかれないそうです。千葉大学でもツユクサの同種か異種かを調べられたとか。牧野さんはご存じだったのか興味あるところです。


「露草に 白花もあり 土手の道」


[54] 秋の夕焼け [PC]  2010/09/20 22:21:51    [削除]


  法事で妻のふるさとへ里帰りしてきました。旅の途中で夕焼けに出会い、冬の日本海とは一味違った静かな波の音に耳を傾けてきました。桜貝などを探しながら、四季は日本の風景を様々に彩っていることを教えてもらったようです。外国を旅するごとに日本への思いが大きくなっていきます。


「出雲路の 暮れなずむ秋 老いた義母」


[55] バームクーヘン [PC]  2010/09/21 06:40:15    [削除]


  窓から見える田の稲刈りが始まりました。何処の田も早生の稲が主流で、9月の半ばには刈り取られてしまいます。機械化された農機具で一瞬のうちに刈り取られますが、1年に一度しか使われない高額な農機具で、農家の負担は並大抵のものではないでしょう。
古来より日本の原風景であった稲作は、食料の自給とか生物多様性とか地球温暖化とか治水力など、計り知れない恩恵をもたらしてくれました。みんなで守りたいものです。


「刈り取られ 束ねられたる 野積み藁」


[56] 砂像(野生動物) [PC]  2010/09/22 08:32:47    [削除]


  鳥取砂丘脇の「砂の美術館」で砂の彫刻が展示されているのを知り、帰省のついでに寄り道してきました。いま展示されているのは第4期目でアフリカがテーマになっており、目を引くのはネルソン・マンデラの像、ゴリラを狙う密漁者、キリマンジェロを頂く雄大な大地、そしてサバンナの野生動物たちです。特に野生動物たちの像は見事で、今にも動き出しそうなリアルな出来栄えです。サバンナの動物たちに逢いたくて、三度もアフリカの大地を訪れました。色艶輝く野生動物の毛並みの美しさは忘れられません。
若いカップルの会話が飛び込んできました。「このゾウは何ゾウなの?」「砂像だよ」


「彫刻に 若き作者の 汗のあと」


[57] オオイチョウタケ [PC]  2010/09/23 06:56:54    [削除]


  キノコには悲喜こもごもの思い出があります。遠い昔からアウトドアー人間だったので、山菜・野草・キノコには目がありません。食べられると聞くと居ても立ってもおれなくなり、キノコ探しに出かけたものです。
イグチ属のキノコは食用に出来るものが多いので、よく採取に行きました。珠に幼菌まで採ってしまい、果たしてイグチなのか判らないものが混じることがあります。いままでに二度キノコ中毒にあたり、激しい下痢で悩ませられました。
今回のオオイチョウタケは始めて頂きました。美味しかったですよ。


「2~3日 待てないキノコ オオイチョウ」 


[58] 曼珠沙華 [PC]  2010/09/24 06:35:23    [削除]


  昨日の雨がやっと秋を連れて来てくれました。例年ならこの時期ヒガンバナが咲き乱れているはずなのに、今年はあまりの暑さで開花が遅れています。所どころにやっと花茎が伸びてきた段階です。
随分と昔、俳句を添削して頂いていた頃の師匠の句で、今でも忘れられない句があります。「何処までも 歩きたき土手 曼珠沙華」お彼岸でこちら「此岸」へ帰っておられるはずですから、もう一度添削してもらいたいものです。


「秋遅れ やっと見つけし 緋の花を」


[59] 田舎のカラス [PC]  2010/09/25 08:09:12    [削除]


  一般的には嫌われ者のカラスですが、都会のようにゴミをあさったりしなくっても、餌が豊富なので生きていけます。ただ畑の作物を略奪したりするので困りものです。根菜類を掘り返して食べているのを見たりもします。
でも我々傍観者的には可愛い生き物です。賢いというイメージが付きまとい、何故か憎めません。


「刈田にも 鳥や昆虫 集い来し」


[60] 揚羽蝶 [PC]  2010/09/26 06:56:05    [削除]


  昨日散歩途中でアゲハチョウを見つけました。キアゲハだったと思うのですが、足もとの草に踏み込んだ時に逃げられてしまい、写真に収めることが出来ませんでした。この写真の蝶はアゲハです。
自分で撮った写真は「マイ図鑑」として分類整理しています。圧倒的に植物が多いのですが、次第に増えていくマイ図鑑を、時々は眺めて一人喜んでいる秋の夜長です。


「パソコンに 向いて秋の 夜長かな」


[61] 朝月見 [PC]  2010/09/27 06:41:58    [削除]


  中秋の名月はあいにくの雨で、観月会も出来ませんでした。昨年は観月会の案内を受けて、集落の方たちと集いましたが、月が出たのはほんの一瞬で、あとは厚い雲にさえぎられてしまいました。
昔からの伝統や風習を大切に保存しようという方々の粋な計らいで、色んな行事が計画されます。そんな日本的な雰囲気に包まれた所に、住まい出来る田舎冥利に浸っています。


「山裾に 霧たなびきて 夜明け月」


[62] 我が家のポチ [PC]  2010/09/28 06:14:52    [削除]


  今年の夏の暑さと日照り続きで、留守にしている間に山茶花の葉が枯れてしまいました。果たして生き還ってくれるか心配です。
二人とも家にいることが少ないので、生き物は動植物に限らず育てることが出来ません。仕方なしに餌を与えなくてもいい犬を作りました。御覧のように悪さをするのですよ。


「留守番を 頼んで今日も 秋探し」


[63] 678.9m [PC]  2010/09/29 06:34:02    [削除]


  一昨日の雨予報では終日雨となっていましたが、運よく上がってくれましたので、定例の「花曜日」でポンポン山に行ってきました。
山の由来は頂上で跳ねるとポンポンと音がするというのですが、最近は音がする場所が分からなくなっています。高さが678.9mというのが本当かなと思ってしまいます。六甲連山には565.6mでゴロゴロ岳という山もあります。


「行き交いし ミカンやブドウ つい長居」


[64] 曙草 [PC]  2010/09/30 07:18:01    [削除]


  例年この時期になると、観察会でアケボノソウに逢いに行きます。花弁にある黒紫の点を夜明けに見立て曙と名付けたらしいです。
2年草なので、ここにたくさん咲いていたのに今年は跡形もないということがままあります。今回は心無い人が沢山のアケボノソウを持って帰っているのに出くわし、気分を害されました。野にあってこその山野草です。


「ルーペ見し 曙草の 一輪を」


[65] 秋桜(コスモス) [PC]  2010/10/01 06:36:43    [削除]


  秋を代表する花の筆頭に挙げられるコスモス。我が家の花壇ではやっと双葉から本葉が出てきた段階で、今年は咲いてくれるか心配です。切り花としてたくさんのコスモスを頂きましたが、テーブル中に花粉が落ちるので、心を鬼にして早めに処分してしまいます。それでも頂くと嬉しいもので、つい“さだまさし”になっています。


「水洟を 垂らしはじめる 秋桜」


[66] 先人の知恵 [PC]  2010/10/02 07:23:17    [削除]


  ケヤキの樹は両手の拳を突き上げたような樹形をしています。これは降った雨を全部自分の根元に集めるための戦略だといわれています。
済州島で目にしたものですが、人間はちゃっかりと幹を伝う雨を頂いていたようです。先人の知恵ですね。感心して写真に収めておきました。「撮って置き写真」が役立っています。


「秋雨を 集めし知恵に 天仰ぐ」


[67] 誰の悪戯 [PC]  2010/10/03 07:03:54    [削除]


  ハイキングコースでよく樹皮をはがれた木に出くわします。これはリョウブという木で、その樹皮を鹿が食べた後らしいです。剥いだ後の水々しいものを観ることもあります。写真の木は鹿の角を擦りつけたようです。何のためでしょうか、想像が膨らみます。
最近鹿が増えすぎて困っているというニュースをよく聞きます。鹿害をくい止めるために、捕獲数を増やそうと短絡的な対応策が取られていますが、果たしてそれで解決するのでしょうか?


「秋鹿の 声こだして 立ち止まり」


[68] タングステン原石 [PC]  2010/10/04 06:42:53    [削除]


  昨日はバスで亀岡(実は隣の市)にある大谷鉱山跡を訪問しました。ここではタングステンを含有している鉱石が沢山採掘されたと聞きました。我々がすぐに思いつくのは電球のフィラメントですが、実際には3%ぐらいの消費量で、後は軍事用に使われたようです。炭素と合金させるとダイヤモンドの次に固い金属になるということです。
ここで朝鮮人150人ほどに強制労働をさせていたとの記録と、それに基く聞き取り調査記録などの資料類が展示してありました。


「コスモスに 隠れし里や 傷のあと」


[69] 棕櫚のある農家 [PC]  2010/10/05 05:36:45    [削除]


  能勢の友人宅に手ごろな棕櫚が植わっています。イベントで棕櫚のバッタやブローチ作りを頼まれた時は、彼の家まで貰いに来ます。
今回の剣山行きも工作提供を頼まれましたので、色々と考えた結果「棕櫚バッタ」と茎を使った「ひまわりブローチ」を提供することにしました。参加者がそれなりの年齢層なので、呆け防止に一役買えばとの思いから……


「イナゴ織る 笑顔にどこか 二度わらし」


[70] 剣山尾根道 [PC]  2010/10/07 22:26:29    [削除]


  四国の剣山に行ってきました。天候に恵まれ最高の登山日和になりました。今回は山荘に2泊したので、自信のない方も全員頂上までは辿り着いたようです。健脚組は尾根歩きなどで眺望を思う存分楽しんできました。
それでも歩きが物足りないという消化不足の山旅でした。体力差が団体行動を大きく制限することを今回ほど感じたことはありません。


「露浴びし 小さき木の葉 尾根道に」


[71] 高嶺のリンドウ [PC]  2010/10/08 06:53:53    [削除]


  剣山の頂上から隣の次郎笈(ジロウギュウ)への尾根伝いの道には、所どころにリンドウやアキノキンンソウ、ツルギフウロなどが健気に咲いており、登山者を一時癒してくれます。朝方に閉じていたリンドウも日が昇るにつれて開いてくれます。
トリカブトが群生しているところでは、いつも「誰か欲しい人は?」という冗談が飛び交います。花は終わりかけ沢山の実をつけていました。


「リンドウに 足止められし 登山道」


[72] 聞けわだつみの声! [PC]  2010/10/09 08:15:57    [削除]


  立命館大学国際平和ミュージアムの入口に「わだつみの像」が建っています。「聖戦」の名で多くの学徒の尊き命が奪われました。この像の作者は広島平和公園の「嵐の中の母子像」で有名な本郷新さんです。
当初は東京大学に建立する希望だったが、大学側が拒否したため宙に浮いてしまいました。そこで当時の立命館大学の末川博総長が、立命館に建立する決意をされました。末川博士の碑文です。「なげけるか いかれるか はたもだせるか きけ はてしなきわだつみのこえ」因みに「わだつみ」とは海をつかさどる神のこと。


「子や孫に 残せ自然と 里の秋」


[73] 栗の渋皮煮 [PC]  2010/10/10 06:39:24    [削除]


  昨日は予定していた山歩きが雨で中止になりました。ではと栗の渋皮煮作りに切り替え。栗2キログラムの鬼皮むきからスタート。これが大変、渋皮を傷付けないように剥くのに3時間、灰汁抜きに1時間半、味付けに半時間、あとは味をしみ込ませるのに数時間、途中で何度味見したことか。


「外は雨 爪切りつつの 渋皮煮」


[74] メジロの目次郎 [PC]  2010/10/11 07:13:00    [削除]


  ボクは極楽トンボの目次郎て言います。何時もは仲間とつるんでいますが、今日は一人で抜け駆けしました。秋になると甘い木の実が沢山出来て幸せいっぱいです。軟らかく熟した柿が大好物です。昆虫や花の蜜も大好きで、ロクさん宅の枇杷の蜜も吸いに来るのですよ。でも柿に優るものはありません。何時もは木の陰で蜜など吸っていますが、木のてっぺんで見渡すのは、なんとも気持ちのいいものですね。鷹か鷲になったような気分です。


「てっぺんで わがもの顔の 目白かな」


[75] 採りあいっこ [PC]  2010/10/12 06:46:12    [削除]


  カラス・ヒヨドリなどは熟れた柿をいち早く食べてしまいます。我々は鳥たちに摂られない内に確保しなければならないので、硬い柿しか手に入りません。枇杷の時に経験しているのだから、袋でも被せておけば難を免れるのですが、それが邪魔くさくって自然状態の繰り返しです。おこぼれを頂いているような気持ちになります。まあいいか~、同じ地球の仲間たちだから。


「熟れし柿 摂られて仰ぐ 蒼き空」


[76] 妙見のブナ林 [PC]  2010/10/13 07:47:51    [削除]


  月2回の「花曜日」今回は妙見口から青貝山~天台山~光明山~妙見山の4山を踏破する少し長い里山歩きでした。山自体はそんなに高くはありませんが、登り下りの繰り返しで少し疲れました。男性参加者が増えてきて、反省会という名の飲み会が楽しくなりました。
写真のブナですが西日本で一番標高の低い所(650m)に自生、大阪府の天然記念物に指定されています。「橅」という漢字を返上したくなるほど、有用な樹木として見直されています。


「霊場に ブナの雄姿と 秋の風」


[77] 花いっぱい
プロジェクト [PC]  2010/10/14 06:57:12    [削除]


  地元小学校の要請で、1・2年生に花の苗を植え付けるお手伝いに行ってきました。パンジーとビオラのプラグ苗(赤ちゃん苗)を1000株ポットに移植する作業です。 
おりしも名古屋で生物多様性の国際会議が開催中なので、それに絡めて「植物も生き物だよ、だから大切に育ててあげようね、そして生き物とお友だちになろう!」と話してきました。幼い子供たちに意図したことが伝わったかは疑問です。


「来る冬に 子らの未来を 託す苗」


[78] クヌギハマルタマフシ(虫こぶ) [PC]  2010/10/15 06:15:42    [削除]


  妻がハイキングの途中で見つけて、「教えて!」と持って帰ってくれました。クヌギの虫えい(虫こぶ)だと云うことは判ったのですが、それからが大変!解剖しても虫が居そうにありません。ネットの昆虫図鑑や虫こぶ図鑑などで検索の結果、成虫がマルタマバチだということが判りました。
虫えいでお馴染みはノブドウ、イソノキ(ヒョンノキ)、エゴのネコアシ、マタタビなど殆ど実の中に出来ます。葉っぱの「虫こぶ探し」が好奇心をくすぐり始めました。


「病葉が ルビーで着飾り 旅立ちて」


[79] カヌー
(ビオトープ) [PC]  2010/10/16 07:07:27    [削除]


  地元小学校の校庭に鎮座しているカナディアン・カヌーが、以前使っていたロクさん愛用のカヌーでした。その後、我が家のインテリア・テーブルとして活躍してくれました。お客さんがお見えになった時は、そのカヌー・テーブルでお茶を飲んで頂きました。異口同音に「お洒落!」て言われたものです。
今は御覧のように、メダカや水棲昆虫などが棲む小さなビオトープ池として、子供たちの学習に寄与しています。


「メダカ池 波紋一つに 秋を知る」


[80] 千振(センブリ) [PC]  2010/10/17 15:54:00    [削除]


  昨日から泊まりがけで「奥猪名の郷」に行っていましたが、ドングリを探しいる時、目の前にセンブリが。最近はめったに出会うことが少なくなりました。
名前の由来は健胃薬として煎じる時、袋に入れたセンブリを千回振ってもまだ苦いというところから。元祖ティーバック。


「千振に 出会いて朝は コーヒーを」


[81] 垂涎のマツタケ [PC]  2010/10/18 06:49:07    [削除]


  「松茸のすき焼き」で嫌というほどの松茸が出てきたという、信じがたい情報を伺い「奥猪名健康の郷」に行ってきました。写真のようにたっぷりの松茸を提供していただき、近年にない贅沢な気分を堪能してきました。雰囲気だけのおすそ分けをします。
公共施設なので料金が信じられないぐらい安いのです。今回は1泊2食で約6,000円、嘘だと思って一度問い合わせて下さい。年に一度は行きたい所になりました。ネットでも検索できます。


「松茸を 囲む仲間の 上気して」


[82] 十月桜? [PC]  2010/10/19 06:40:26    [削除]


  散歩道に毎年10月になると咲く桜があります。秋に咲く桜は数種類あるようですが、同定するのが難しいものです。植物園などに行くとコブクザクラやフユザクラ、ジュウガツザクラなどと標識があるので判りますが、特徴まではつぶさに観察したことがありません。
春の桜と違って、なんとなく儚げな雰囲気を持っています。でも桜は桜です。


「西日落つ 十月桜 土手にあり」


[83] 菊作り [PC]  2010/10/20 07:08:58    [削除]


  毎年11月3日の文化祭には、いろんな分野の作品が展示されますが、同時に菊花展も開催され、愛好者からの出展作品が並びます。今年は何方が受賞されるのかな?
農家の庭先には菊鉢が整然と並んでいます。良き時代の風景として絵になるとシャッターを切りました。『里の秋』がぴったりの一コマです。


「軒先の 菊花香りて 出番待つ」


[84] 雀瓜(スズメウリ) [PC]  2010/10/21 07:30:08    [削除]


  実がカラスウリに対して小さいのでつけられたとか、形が雀の卵に似ているからとか言われています。総じてスズメを冠する植物は小さく、カラスを冠する植物は大きいようです。可愛そうなのがイヌをつけられた植物です。役に立たない生物など存在しないと思うのですが。
カラスウリと同じように垂れ下がったツルは地中に潜り塊根を作ります。越冬した塊根から新たに芽を出します。


「したたかに 命繋ぎし 雀瓜」


[85] オオホシカメムシ [PC]  2010/10/22 06:59:51    [削除]


  昨日は所属する山グループのオプションで里山歩き。箕面の政の茶屋からエキスポの森まで歩き、長谷山と鉢伏山を歩いてきました。
途中で見慣れない昆虫に出会ったのでカメラに収め、帰宅してから昆虫図鑑と睨めっこ、やっと名前を探し当てました。以前稲につくカメムシを紹介しましたが、こんなにきれいなカメムシもいるのですね。新たな発見が人生を豊かにしてくれます。


「図鑑見し 秋の夜長に 背を丸め」


[86] 続けてカメムシ [PC]  2010/10/23 08:47:55    [削除]


  シニア自然大学グループの観察会で摂南大学薬用植物園に行きました。そこの敷地内でカミキリムシのような模様のカメムシと出会いました。早速図鑑で調べましたが見つかりません。こうした場合、残念な気持ちと同時にひょっとして貴重種、あるいは新種発見という期待が生まれます。何方かご存知でしたら名前を教えてください。


「秋探し 歓声上げし シニアたち」


[87] カルガモ [PC]  2010/10/24 06:43:29    [削除]


  季節の移ろいとともに散歩中の楽しみが増えてきました。カルガモたちが集まってきます。多い時には数十羽を数える時があります。
カワセミも時々見かけますが、一瞬のことでなかなか写真に収めることができません。狩りの瞬間など撮りたいものです。


「鴨たちに 足音かくし 散歩道」


[88] 秋の味覚(黒枝豆) [PC]  2010/10/25 07:16:18    [削除]


  娘に誘われて篠山まで黒枝豆の収穫に行きました。一畝を買い取り、管理などは黒豆農家にして頂き、刈り取りの時だけ出向けばいいと云うシステムです。収穫の際の喜びはありますが、苦労しているのは農家の方で、今年の夏は水やりなどアルバイトを使ってされたようです。
農家の方々の努力が伝わってきますが、農政の貧弱さに腹立たしさを覚えます。首相が参加検討を表明したTPP(環太平洋連携協定)などとんでもないことです。
(カメムシの名前が同定出来ました。キマダラカメムシだそうです。)


「黒豆を 摘みし妻娘の 指痛し」


[89] 燻製中! [PC]  2010/10/26 06:43:48    [削除]


  地元の猟友会の方から、鹿が獲れたからと連絡があり、鹿肉を分けてもらいに行きました。早速、獣臭さを捕るためにワインに漬け込み、何時でも燻製出来るようにしました。雨が降ってきたので、その時間を有効活用すべく火を入れました。
この炉は廃材を活用した手作り品です。肉類から魚類、干物、練り物、卵、漬物などあらゆるものを燻製してきました。5台目の燻製器です。


「木枯らしを 連れ来る雨に 煙立つ」


[90] シロツチガキ [PC]  2010/10/27 06:45:20    [削除]


  箕面駅から地獄谷を登り、こもれび展望台を経由して政の茶屋に下り、木枯らしの吹く中、肩を寄せ合ってお弁当を食べるありさまでした。歩いている時は汗もかきますが、休憩すると身震いするほどの寒さでした。急激な季節の変化についていけません。そんな里山ハイキングでした。
山道でドングリのようでもあり、未熟な柿のようでもある珍しいキノコに出会いました。


「乳首にも 似たるキノコに 足を止め」


[91] リカバリー中! [PC]  2010/10/28 08:57:28    [削除]


  毎朝一番にパソコンを立ち上げる習慣が付いています。今朝も立ち上げると、マイリカバリーが出来るとのメッセージが出ていたので、さっそく実行に移しました。何時ものように2~3分で出来るバージョンアップのつもりでしたが、1時間以上もかかってしまい、写真俳句の気分がそがれてしまいました。


「パソコンに 出鼻くじかれ 秋雨降る」


[92] しらみ地蔵 [PC]  2010/10/29 07:20:59    [削除]


  勝尾寺の旧参道に立派なお地蔵さんが立っています。旅人は西国街道の宿を早立ちして勝尾寺にお参りする人で賑わったことでしょう。名前の由来は、ちょうどこのあたりで夜が白んでくるからと言われています。「虱」ではなく「白み地蔵」の意味です。
明日からの旅に備えてロクさんも早出発です。前泊して明日の集合時間に間に合わせる手筈です。


「雪の嶺 思い抱いて 旅立ちぬ」


[93] チベット料理 [PC]  2010/11/07 22:25:13    [削除]


  ヒマラヤ・トレッキングに行ってきました。今回は前回(2004年)のコースと違い、より身近に高峰に近付けたコースでした。反対に6年の歳月は山を次第に遠のかせる感じを覚えました。1日1300m以上の登りは堪えました。2500mを越えてからは息も絶え絶えでした。
食事には不自由しませんでしたが、それでも、帰宅してすぐ簡単な日本食に飛びつきました。


「秋刀魚焼き 疲れとれよと 味噌汁も」


[94] ダウラギリ展望 [PC]  2010/11/08 10:07:17    [削除]


  ナヤプルというトレッキング基地(900m)から、途中2回のロッジ泊をして、3日目に3210mのプーンヒルまで辿り着きました。満天の星を仰ぎながら1時間余りで丘に立ち日の出を待ちました。アンナプルナとダウラギリが一望に見渡せるビューポイントで、心ゆくまで景色を楽しむことが出来ました。
しかし、ダウラギリで日本人が雪崩に巻き込まれたというニュースが、まだ記憶に新しく、安らかに眠って下さいと祈らずにはおられませんでした。


「茶を喫し 足踏みしつつ 朝日待つ」


[95] 金色の山  (マチャプチャレ) [PC]  2010/11/09 07:57:38    [削除]


  5日間のトレッキング中、雨に逢うことは殆どありませんでした。午後から雲行きが怪しくなり、夜中に雨になっても朝にはすっきりと晴れ渡ってくれます。
何時も就寝が早いので、夜明け前には起きだし、ロッジから外に出て冷気で目を覚まし日の出を待ちます。夜が白んで来ると周りの世界が非日常の色に染められます。時々刻々と変わる色の変化に旅人の歓声が上がります。空が漆黒から紫になり朱色に変わって行くと、山々は頂きから次第に赤く染められて行き、写真のように金色に輝くこともあります。


「金色の 山にひれ伏す 息白し」


[96] カトマンズの児たち [PC]  2010/11/10 08:34:55    [削除]


  朝の散歩に出た時に、路地で子供たちがコマ回しをしていました。例にもれず直ぐに輪に入り、コマを手の平に乗せてもらったりして遊ばせてもらいました。子どもたちの得意げな顔と瞳が、数十年前の自分にタイムスリップしたようです。
最近の日本ではめったに見られない光景になってしまいました。あの瞳の輝きは何処へ行ってしまったんだろう。「子どもは寒く貧しく育てなければならない」が甦ってきました。


「独楽回す 子らと旅人 秋何処」


[97] 冬到来(霜の朝) [PC]  2010/11/11 07:29:58    [削除]


  何時までも夏の暑さが残り、暦はすでに秋になっていたので、秋探しに歩いたのがつい最近の話です。しかし、秋を楽しむ間もなく冬がやってきました。ここ数年秋が短くなったと感じています。
これも温暖化のせいでしょうか。暑いか寒いかの二極になって行きそうです。四季がなくなるのかなと一人憂いているこの頃です。


「寝床から 這い出す気合い 霜の朝」


[98] タンキリマメ [PC]  2010/11/12 07:14:42    [削除]


  朝の寒さがうそのように暖かな陽射しになりました。そのポカポカ陽気に誘われて、工作材料を求めて付近を散策しました。
サンキライ・スズメウリ・ノイバラ・ナンテン・アオツズラフジなどの実とタンキリマメのツルを採取して帰りました。これからはクリスマスとお正月の飾り物集めが始まります。


「風邪引きし タンキリマメを 妻口に」


[99] 山羊の集会(通せんぼ) [PC]  2010/11/13 08:30:36    [削除]


  ネパールのトッレキング道やアプローチ道はほとんどが生活道です。山深いところまで集落があり、石積みの道が続きます。行商人が行き交い、多くのチベット人たちもネパールまで商いに来ているようです。荷駄に道を譲ることも度々でした。ロバやヒツジ、山羊の糞に気をつけながらの歩きです。匂いも強烈なものです。5日間もそんな道を歩いていると、なんとも思わなくなってしまいます。
開けた展望に気を奪われていると、知らぬ間にフンづけてしまい、これが本当の運の付きです。チャンチャン!


「朝寒も 人馬あえぎし 石畳」


[100] 紅葉 [PC]  2010/11/14 07:08:50    [削除]


   地元の山グループ例会で能勢の剣尾山に行ってきました。山は次第に色付き始め、間もなく錦秋というところです。ところが昨日は黄砂の影響で空がかすんで、せっかくの日本の秋を台無しにしてしまいました。
 坊主憎ければ袈裟までの類いで、季節はずれの黄砂にまで、憤懣やるかたなしの気持でした。


「山紅葉 所どころで 青葉映え」

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