昨日は今年初めての男の料理教室があり、嬉しい事に新人さんも参加してくれた。メイン料理は揚げ餅の野菜あんかけ、それにうずらのスープ、デザートはおからドーナツだった。何時もはメイン料理に回るのだが、今回は「おから」というのに惹かれてドーナツ作りに入れて貰った。地元で手作り豆腐のお店があり、そこへ行けばおからは無料で戴ける。家でも作ってみたいという魂胆からである。天ぷらならプロ級と勝手に思っているが、ドーナツなどお菓子類は揚げたことが無いので、油を160度に保つのが難しい。温度計を使い火加減をして、終わりごろには何とか旨く上げることが出来た。一ヶ所では40個も揚げきれないので、隣の料理台でもあげるのを手伝って貰った。出来あがりドーナツに本舗と下請け作品とを区別して皆さんに召し上がって貰った。
　別メニューの野菜あんかけだが青物野菜が無い。巷では白菜が１玉800円もするらしい。大根1本が298円という。たかが大根などと言っておれない。「お大根さま」と呼ぶことにしよう。道の駅や農産物即売所には業者が並び、品定めするでなくコンテナに入ったまま仕入れて行かれる。開店直後に行っても直ぐに売り切れてしまい手に入らない。大根の葉まで取り合いになるようだ。異常気象の所為だとばかり言っておれない。日本農政のひずみが出ている様に思えてならない。これで種の保護が無くなればお手上げだ。

「教室に　鬼はおわすか　福ばかり」