芥子科植物
クサノオウ
ムラサキケマン
タケニグサ(参考画像)
一概に断定出来ないがケシ科とキンポウゲ科は毒成分を含むから、食いしん坊のロクでも食べないようにしている。今回はケシ科の特徴について触れてみたい。観察に出掛ける時にはルーペまたは簡易顕微鏡とナイフ類、更にライターなどは必需品だ。目的が決まっていたら対応できる図鑑なども持って行く。ナイフで茎を切って中が空洞になっているのか、髄が詰まっているのかなどを調べるのは、植物の同定に欠かせない。更にケシ科植物では断面から黄色い汁が出て来る。如何にも毒々しい汁を皆さんに観て貰い、これがアルカイド系の毒だよと注意喚起する。毒性分を含むということは薬にもなる。
クサノオウは「瘡の王」と表記されるように、できものなどの皮膚疾患に効く。同じ様にタケニグサもかゆみ止め・いんきん・たむし・打撲傷などに効く。しかし民間ではアルカイド系毒を持つケシ科植物は使用しないようにしたい。人びとを蝕む麻薬もケシ科植物から作られる。ムラサキケマンの薬効も調べてみたが見つからなかった。意外だったのは国の特別保護植物になっているハイカー憧れのコマクサもケシ科の仲間である。
今日は憲法記念日である。毒を隠した改憲案にストップをかけに出掛けよう!
「改憲案 毒を隠した 芥子に似て」