子どもの日
近所の農家では鯉登りが
菖蒲の香りを愉しむ
竹にホースをつなぎ給水
クロチクのタケノコが
茗荷竹も
ニュースで触れられていたが、最近の子どもたちの半数は「子どもの日」を知らないらしい。何を祝ったらいいのかを知らない家庭が増えている。単に連休の一日でしかないと言う感覚かもしれない。核家族化や鯉のぼりを上げる場所もない住環境などもその一因だろう。「端午の節句」もやがて廃れて行く。そう云えば我が家でも3月に雛飾りを出したり、5月に兜を飾ったりしなくなって久しい。全く忘れてしまうのも癪だから、ある時には柏餅を買ったり、今年は菖蒲湯に入ったりして在りし日を懐かしみ、可愛かった子どもたちのことを思い出している。
長かった連休も終わりに近づき、そろそろ活動再開である。サギソウが芽を出す時期なのでミズゴケを洗ったり、蛇口をひねれば自動で給水できるように工夫したりした。平群で頂いた啓翁桜が葉を付けて来たので植木鉢に植え替えた。黒竹のタケノコが出て来たので、周りの草を刈ってやったりと、まるで隠居さんを演じていた。筍と同じくミョウガも芽を出してきた。猫の額花壇では初夏を演出し出した。
「幼子の 頭に巻いた 菖蒲の香」