ロクさんのアクティブライフのブログ

自然観察を通してのシニアの元気報告を575に託してお届けします。

自然観察を中心に、アクティブに活動している様を、
写真とコメントを交えて俳句にまとめています。
毎日発信でシニアの元気報告になっています。

オニヤンマ

              抜き足差し足で近寄った

          「ホタルあれこれ」⇨「ひかるゲンジ」に


 里帰りのジャコウアゲハかどうか判らないのだが、何度も飛んで来て、新たに葉を展開しだしたウマノスズクサを物色しながら卵を産み付けている。まだ茂るほど葉をつけていないので、やむなくフジバカマの葉にも付けている。そんな観察をしているとオニヤンマがマユミの枝に止まってくれた。どうやら羽化直後と見受けられる。目の前の枝に止まってくれたオニヤンマを観るのは初めての経験である。一気に子ども時代にタイムスリップさせてくれたひとときなので、気配を悟られないように息を殺して近づいた。
 傍で観ると本当に大きなトンボだ。トンボ界では頂点に立ち、他のトンボ仲間からも捕食されないだろうかと恐れられている。あのスズメバチでも単独では太刀打ちできない最強のトンボである。そんな強いトンボだが寿命は1~2ヶ月と言われている。水中のヤゴとして過ごす期間が5年ほどと言うから、セミと同じような生態を持っている昆虫だ。今年も虫除けオニヤンマを作る予定があるが、心して作ってやりたくなる。
 同じように幼虫の間はカワニナやタニシを捕食するホタルも忘れられない。夏休み期間中に学校の「元気ひろば」で工作提供を頼まれた。前回の「元気ひろば」ではオニヤンマを作らせた時に、手作り紙芝居「ブナのふしぎ」を見せたが、子どもたちの評判が良かったので、今回も再び紙芝居を提供する予定だ。在庫作品は「ホタルあれこれ」というものだが、少しバージョンアップしたものに作り替えることにした。題して「ひかるゲンジ」。NHK大河ドラマの先取りである。どんな作品に仕上がるやら。


「オニヤンマ 弱々しげな 羽を乾し」

蛙の学校🐸

     ハンモック代わりのミョウガで休むアマガエルの子どもたち

          頂いたイチジク幼木に早々赤ちゃんが


 我が家のビオトープ風花壇はこの季節はミョウガに占領されている。数年前に黒竹を根絶させ、今年は柿の木を根元から伐採して、ひこばえすら生えて来られないまでに痛めつけておいた。そのおかげでミョウガが誰気兼ねなくすくすくと成長している。
 毎年のことだがニホンアマガエルが棲み着き、たくさんの赤ちゃんがミョウガの葉をハンモック代わりに使っている。本来のアマガエル色のままで過ごせるのだから、捕食者から身を隠すのに適しているのだろう。そこで狩りが出来るのかもしれない。
 たまたまNHKの「ダーウィンが来た」でニホンアマガエルの生態紹介があった。それ以降カエル嫌いの妻も、それまでの「排除」から「無視」へと柔軟な対応をするようになってきた。カエル君たちにとってはダーウィンさまさまである。
 果たしミョウガの林には何匹くらいの子カエルがいるのだろう。タイトルを「蛙の学校」としたが、雰囲気的にはまだ幼稚園児ぐらいである。それぞれに名前を付けてやりたくなった。そこで思いついたのが「〇〇かえる」という言葉の多さである。遊び心で思いつくままを列挙してみる。
⇨ひっくり返る・呆れかえる・着替える・寝返る・生き返る・言い換える・控える・持ち帰る・父帰る・振り返る・乗り換える・跳ね返る・塗り替える・鳥還る・立て替える・すり替える・煮えくりかえるetc.


「雨蛙 ベッド代わりで 夢心地」

能勢人形浄瑠璃

          開演中の撮影は禁止されていたので~


 毎年6月は淨るり月間として地元で人形浄瑠璃が開催されてきた。ところがコロナ禍で2年間は劇場公演出来なかったのは他の芸能活動と同じである。能勢に200年も続いた伝統文化としての素浄瑠璃は、大阪府無形民俗文化財の指定を受け、1999年には希少な文化を伝承していると国の無形民俗文化財の選択をされた。1998年には人形と囃子を加えて、聞かせる伝統芸能から、観(魅)せる伝統文化として進化させた。
 知り合いの太夫さんにチケットを手配して頂き、3年振りに帰ってきた「鹿角座」公演に行ってきた。まだコロナ禍と言うことで公演時間も短縮してのダイジェスト版というべき演目だ。それでもオリジナルの「能勢三番叟」はこども浄瑠璃が太夫・太棹・囃子まで含めて勤め上げ、大歓声である。2つめの演目はお馴染みの牛若丸と弁慶の出逢い「五条橋の段」最後は上杉謙信の娘八重垣姫と武田晴信(信玄)の子息勝頼の悲恋物語で、諏訪湖の御神渡伝説に絡めた物語で、白狐が八重垣姫に乗り移り無事に諏訪湖を渡るという出し物。
 浄瑠璃に関しての素養を全く持ち合わせていないが、能勢町民になったからには、少しでも勉強しなければと毎回公演には参加するようにしている。そう言えば維新の創設者とも言うべき橋下氏が、文楽人形の黒子を目障りだと言った無見識を思い出す。その維新が憲法9条改憲や核武装まで言い出し、自公政権の軍拡路線を後押ししている。


「6月の メインイベント 浄瑠璃で」

紫雲木(ジャカランダ)

             ジャカランダの花と果実

          阪大大学院法学研究科 大久保 教授の講座


 地球環境『自然学』講座は午後からの開催になっている。土日はバスの便が1日に6本しかないので、その時間帯で往復しなければならない。11時29分のバスを利用すれば、何とか教室に滑り込むことが出来る。リモートで講座を受けることも出来るが、対面講座の方が断然身に付く感じがするので毎回欠かさずに教室まで行くようにしている。帰路に残されたバス時間の選択肢は18時20分と最終バスだけである。講座は16時に終わるのでバス時間までの待ち時間を、仲間に付き合って貰って反省会をしてから帰宅するパターンである。
 昨日も早めの昼食をギリギリに採ってから出掛けた。バス乗車前にパスを確認したら財布も含めて持参していない。昨日の夜から「えらいこっちゃ!」の連続である。仕方なく引き返して不本意ながらの車利用で鉄道駅まで行くという「チョンボ」第二弾になった。反省会も出来ずに帰宅して、パソコン内を探していると紛失した画像ファイルが見つかった。
 さて、テーマに戻るが、綺麗なジャカランダは毎年紹介したくなる「世界の三大花木」の一つに挙げられている。他にカエンボクとホウオウボクで、何れも熱帯・亜熱帯地方が原産地。日本では沖縄に種子が持ち込まれ、見事1964年に根付かせたという経緯を持つ。満開の雰囲気が紫雲に見えることから「シウンボク」と名付けられた比較的新しい樹木で、一気に人気を博し、静岡県熱海市・長崎県雲仙市・宮崎県日南市などのジャカランダ並木が客寄せパンダになっている。
 世界でもメキシコシティ・南アフリカ・オーストラリア・ハワイなどのジャカランダが有名である。訪れた現地で見られなかったのがかえすがえすも心残りである。


「見上げれば 紫雲たなびく 空梅雨よ」

チョンボ!

             成鳥ゴイサギと幼鳥ホシゴイ


 昨一日の画像記録が残らない大失策をしでかしてしまった。最近では使わなくなってしまった死語とも言うべき「大チョンボ」である。チョンボと言うのは、確か麻雀用語として使われた言葉だが、失敗した時などに日常会話として広く使われるようになった。その失策をお酒の所為にするのに、うってつけの言葉だと閃いた。
 トンボのメガネの活動相談を兼ねて、天王寺慶択園を訪れた。そこの四阿が何時も利用する打ち合わせ場所である。入園料150円というのが嬉しい。相談後は庭園内を散策して、茶臼山を一周して帰るというのが定番になっている。近くに一心寺が有り、そこのジャカランダが有名なので寄り道する。帰路に河底池のはたを通るとアオサギに混ざって、ゴイサギらしい数羽が木の枝で羽を休めている。彼らのコロニーかもしれない。何枚も撮った中にホシゴイとよばれる幼鳥も混じっていたようである。
 今朝のブログはゴイサギに決まりだと、パソコンを立ち上げてピクチャーを確認すると、取り込んだはずの画像が全て無くなっている。たぶん酒を飲んだあとの作業だったので、クリックを間違えて削除してしまったのだろう。えらいこっちゃ! とご一緒した赤とんぼさんに泣きついて、とりあえずゴイサギだけの画像を早朝に送って頂いた。


「ゴイサギも 笑っていそうな 梅雨の朝」