クリ雄花
クリ雌花
コアジサイ
花序の裏から観察
ツチアケビの蕾
オオバトンボソウの株
町内を散歩していると栗の雄花が目立つようになってきた。まだむせ返るような臭いを放っていないが、間もなく、さすが能勢の臭いだ!と思われるのも時間の問題だろう。住み慣れた今でこそ苦にならなくなってきたが、箕面から能勢に移り住んだ頃は、散歩を控えたいほどの悪臭感があった。
三白三黒の一つ「銀寄栗」は能勢の特産で、道の駅に出荷される頃になると、都会から栗を求めて来られる車で大渋滞を来すようになる。そんな特産品を産出しているので「臭い」などと言えない地元事情がある。因みに三白とは酒米、寒天、凍豆腐のことで、三黒は栗、炭、黒牛である。江戸時代から昭和にかけて銀(お金)を稼いできた。今なお健在なのは酒米、栗、炭、黒牛でいずれもお薦めできる特産品である。
昨日ブログ紹介できなかったコアジサイは是非とも外したくない好きな花である。アジサイは手を加えた園芸種よりも、山に自生するアジサイ類に惹かれる。その中でも装飾花を持たないコアジサイのなんと上品な佇まいか。葉の照りまでが林内に映える。ガクアジサイの一種であるヤマアジサイも捨てがたい。これからは里山歩きの楽しみが増える。
「これからは 暫しがまんの 栗の花」