ロクさんのアクティブライフのブログ

自然観察を通してのシニアの元気報告を575に託してお届けします。

自然観察を中心に、アクティブに活動している様を、
写真とコメントを交えて俳句にまとめています。
毎日発信でシニアの元気報告になっています。

栗の花

                 クリ雄花

                 クリ雌花

                 コアジサイ

                花序の裏から観察

                ツチアケビの蕾

         オオバトンボソウの株
     
 町内を散歩していると栗の雄花が目立つようになってきた。まだむせ返るような臭いを放っていないが、間もなく、さすが能勢の臭いだ!と思われるのも時間の問題だろう。住み慣れた今でこそ苦にならなくなってきたが、箕面から能勢に移り住んだ頃は、散歩を控えたいほどの悪臭感があった。
 三白三黒の一つ「銀寄栗」は能勢の特産で、道の駅に出荷される頃になると、都会から栗を求めて来られる車で大渋滞を来すようになる。そんな特産品を産出しているので「臭い」などと言えない地元事情がある。因みに三白とは酒米、寒天、凍豆腐のことで、三黒は栗、炭、黒牛である。江戸時代から昭和にかけて銀(お金)を稼いできた。今なお健在なのは酒米、栗、炭、黒牛でいずれもお薦めできる特産品である。
 昨日ブログ紹介できなかったコアジサイは是非とも外したくない好きな花である。アジサイは手を加えた園芸種よりも、山に自生するアジサイ類に惹かれる。その中でも装飾花を持たないコアジサイのなんと上品な佇まいか。葉の照りまでが林内に映える。ガクアジサイの一種であるヤマアジサイも捨てがたい。これからは里山歩きの楽しみが増える。


「これからは 暫しがまんの 栗の花」

八丁蜻蛉(ハッチョウトンボ)

               観察対象の事前説明

              遠くに見えるトキソウ


 昨年7月にサークルで宝塚市の丸山湿原を訪ねて何種類かの湿原植物を観察してきた。季節を違えれば湿原内の貴重植物に出会えるかもしれないと、1ヶ月あまり早めて再度の訪問を試みた。予め観察したい植物の画像を用意して48の瞳で探してもらう。因みに観察したい植物はカキラン、トキソウ、オオバトンボソウ、コバノトンボソウ、イシモチソウ、モウセンゴケ、イヌノヒゲ類とハッチョウトンボを是非観てみたかった。
 湿原にたどり着くまでの道中で幸先良くオオバトンボソウの株を幾つか見付けた。でも花を咲かせるまでには至らない成長過程だった。湿原にさしかかるとピンクの花が遠くに見える。トキソウに違いないが木道からはかなり離れている。朱鷺色と言われる花を近くで観察出来ないのが心残りだ。
 昼食後はモウセンゴケが生えるエリアで観察していると、夢にまで見た日本一小さなトンボ、ハッチョウトンボの雄が近くを飛び回っている。立ち止まって観察していると、トンボも安心したのか羽を休めてくれる。雌もいたらしいが目で追うことが出来なかった。まだ仲間からの写真も届いていない。能勢の地黄湿地にもハッチョウトンボが復活したとの報道があったが、あいにく観察会で観ることが出来なかったことを思い出す。ロクとしては生まれて初めてのご対面である。1円玉にすっぽり収まるトンボって感覚的にはアブのサイズだった。24人の参加者に喜んで頂けたのが何よりである。


「小さくて 何処に居られる 夏蜻蛉」

黒ニンニク作り

              黒ニンニク第1弾は18個

               軒先に吊し干し

            昼間からシカもご機嫌伺いに


 道の駅にニンニクが並ぶようになってきた。地元の農家の方が作られているのでスーパーで買うよりも安く手に入る。目安として1個100円ぐらいまでのものなら購入する。健康に良いのだろうと、数年前から黒ニンニク作りを始めている。甘くって美味しいのでつい手が伸びるが、食べ過ぎると整腸作用が効き過ぎるようだから、毎日1~2片に留めている。1年分を作りたいのだが、それほどもニンニクを確保できない。
 2週間ほど前に購入した物を炊飯器で保温して置いたが、失敗せずに仕上がった。第1弾としては上出来である。ニンニクの乾燥度合いによって出来上がりに差が出る。昨年は何個かを干からびさせてしまった苦い経験がある。堅くなってしまうと甘さがなくなり、苦さだけが口中に拡がる。不出来の黒ニンニクは当然ロク用になる。我が家では甘い汁は妻の物で、何時も苦い汁の引き受け役に甘んじている、今年は同じ轍を踏まないようにしなければ。
 たくさん頂いたドクダミは束ねて干すことにした。健康茶用である。化粧水にもチャレンジしたことがあるが、妻の肌に合わなかったようである。美肌を取り戻すには手遅れだったのを悟った言い訳かもしれない。
 これから梅雨を迎えるのでそれまでに乾燥してくれないと、黴びてしまうことになりかねない。ニンニクもドクダミも管理が大変だ。健康を保つためには多少の努力も必要だろう。


「黒大蒜 夏バテ知らずの 友として」

夏場の山菜🍃

               ハゼランの若芽

             食べるに惜しいヒルガオ

            ユキノシタの花とドクダミの花

              野菜天ぷらの脇役として


 近くの自然が夏を迎えてどう変化して来ただろうか?何時もの散歩道を久し振りに探索してきた。土手道にあれほど乱舞していたジャコウアゲハは姿を消してしまった。その代わりにたくさんの幼虫がウマノスズクサのてっぺんあたりで捕食している。それがサナギになり羽化する頃になると再び乱舞を観ることが出来る。幾度かその過程を繰り返すので、1シーズンに何回の代替わりをするのかを観察するもの意味のあることだろう。余り興味をそそらないテングチョウがアスファルト道を埋め尽くすほど飛び交っている。この子も国蝶のオオムラサキと同じようにエノキを食草としている。近辺にはタマムシもいるはずだがそれは見つからない。
 三時草と言われているハゼランの若葉が目立ってきた。山菜として利用できるのだが、夏場に野草料理の集いをしたことがないので、まだ食べていない。ヒルガオの花も利用できるが数が採れないので、観て楽しむだけにしている。お薦めのフタバハギ(南天萩)も土手道で花を咲かせている。散歩目的が山菜採取ではなかったので、何も採らずに帰宅した。
 毎年欠かさず知り合いかがドクダミを採取して下さる。頂いた花付きのドクダミを乾燥させて健康茶に混ぜる。採り立てで新鮮だから山菜の天ぷらにしてみようと思いついた。自宅にも育っているユキノシタも仲間に加えてやる。今回は可愛い花も揚げてみることにした。野菜天ぷらのアクセントとしてユキノシタの花が引き立て役を果たしてくれた。


「雪の下 油の中で 踊り子に」

昼耕夜読


 晴耕雨読をもじって「昼耕夜読」などという四字熟語を作ってみた。いくら天気が優れなくとも昼間に読書するという習慣を持ち合わせてこなかった。農耕民族の遺伝子がそうさせているのかもしれない。かといって近しい昔が農民だった記録や記憶も残っていない。灯りを入れるまでは仕事だ!というパターンが摺り組まれているようだ。読書はベット内なので、夜読としているが2~3頁も読み進まないうちに睡魔に襲われてしまう。結局本をしっかり読めるのは明け方の1時間ほどである。あとは活動日の移動時間に車内で読んでいる。
 田辺源氏を読み終えて、瀬戸内源氏を読み始めたが、全10巻を読み終えるにはあと1ヶ月余りも掛りそうだ。気楽に読めるはずだったが和歌がたくさん出てくるので、その個所だけは声を出して読むように心がけている。鑑賞しながら読んでいるようだが、リズムに乗せないと意味すら伝わらない。1週間に1冊のスローペースでやっと3巻まで読み終えた。
 活動予定のないときには、思いつきで雑用を作りその作業に没頭する。バジニアさんが作られた巣箱で、シジュウカラの卵が孵った様子を動画で紹介しておられた。それに刺激されて凝った巣箱作りに挑戦している。ビワの幹をくり抜いて巣箱にしようという手間暇の掛る構想である。全てノミだけで仕上げるので来年の春に間に合うかどうかと言う気の長い話。数年前に懸けた巣箱には誰も寄りついてくれなかった。設置場所なども教えて頂いたので、来年こそはと期待に胸を膨らませている爺さんの夢物語。


「携える 初夏の財布も 始終空(シジュウカラ)」