ロクさんのアクティブライフのブログ

自然観察を通してのシニアの元気報告を575に託してお届けします。

自然観察を中心に、アクティブに活動している様を、
写真とコメントを交えて俳句にまとめています。
毎日発信でシニアの元気報告になっています。

木槿(ムクゲ)と芙蓉(フヨウ)

              八重まであるムクゲ

             フヨウの葉っぱは大きい

          室内で虫を追い払うオニヤンマ活用中


 アオイ科の花は概ね同じ季節に咲き出す。花の作りがよく似ているのでアオイ科だと言うことは直ぐに判断できる。それが禍してこれは何だったかなと悩ませる花でもある。ハイビスカスやオクラやワタなどは直ぐに判るのだが、ムクゲとフヨウは人々を悩ませる。観察会でも事あるごとに違いを確認する習わしになっているほどである。
 両者を見分けるコツは葉の大きさと、切れ込みの形状である。ムクゲの葉には鋸歯があり先端部が3裂している。フヨウの葉っぱは形状的にはカエデの葉に似て大型である。ウリハダカエデの葉に似ているのかな。
 ムクゲもフヨウも中国原産で観賞用として渡来してきたが、どちらの日本に根付き、市花として愛されているところもある。因みにムクゲは韓国の国花でもある。花は受け入れているのに、近隣の国民を排除する風潮は看過できない。戦争を知らない世代が増えてきたので、再びナショナリズムが台頭しだし、危険な方向へと舵が取られているようだ。そう考えると、国民の大多数がコロナをまん延させる危険をはらんでいると中止を求めたのに、ごり押ししたオリンピック開催に危険なナショナリズムが見え隠れする。
 50年に一度と言われるこの異常気象を経験する昨今、何はともあれ世界の指導者は地球温暖化対策を最優先に取り組まないと、自国の存亡すら保証できない瀬戸際にさし掛かっている。クレタさんの声に耳を傾けようではないか。


「白木槿 ピンクの芙蓉と 張り合って」

オニヤンマ完成

            試行錯誤しながらの試作品作り

             大量生産までに漕ぎ着けた


 永らく試行錯誤を繰り返してきた「虫除けトンボ」のオニヤンマを完成させることが出来た。既に試作品段階で差し上げた方にも、こちらが最終版ですよと交換してあげなければならない。
 頭、胸、胴体の連結までは簡単な作り方まで辿り着けたが、印刷したものを貼り付けるだけの羽根では納得できなかった。透けてみえる透明感が欲しかった。クリアファイルに印刷してみたが、インクが定着してくれない。そこで思いついたのが、トレーシング・ペーパーに印刷してラミネートすれば、トンボの羽根らしく透き通るのではないだろうか?果たして今でも製図などトレーシング・ペーパーに描いているのか。そんな心配が頭をよぎったが、文房具店には別の用途に使われそうな優れものが見つかった。薄いペーパーだったので何度かプリンターに絡まったりしたが、何とか印刷まで漕ぎ着ける事が出来た。パウチしてみると想定通りに裏まで透けて見える。市販されているトンボよりも本物らしい。
 ところが長雨の所為で誰にも会えない。山にトンボを着けていきたいがそのチャンスすらない。早くみんなに会いたい!山で虫除け効果を試してみたい。


「鬼やんま 長雨続きで 出番なし」

雲雀メロン(マクワウリ)

          団扇に3個も乗るサイズの「雲雀メロン」

                   ケリ

                 ツユクサ


 今日から数日は雨になるだろうとの予報が出ていた。またしばらく幽閉されることになるので、雨の降らぬ内にと、昨日こき下ろしたキツネノカミソリの群生地を訪ねることにした。林内に異様な雰囲気を醸し出す狐火を観てみようという思惑である。ところがあれほどあったキツネノカミソリがほとんど姿を消してしまっている。鹿が食べ尽くしてしまったのだろうか、それとも別名で火事花などと忌み嫌われているので、球根を掘り出して根絶させてしまったのだろうか?疑問が残る。それでも田んぼの畦には所々で散見できた。
 家庭菜園をしておられる方も秋の長雨で畑の手入れが出来ず、収穫期を過ぎた野菜類が大きくなり過ぎて処分に困っておられる。たまたま通りがかったので、何種類かの野菜を頂いた。その中に小型のマクワウリも入っていた。丹波出身のその方の伝に寄れば「雲雀メロン」と言うらしい。多分大きさから名付けられた地域限定の通称だろう。普通のマクワウリよりも糖度が高く美味しく戴いた。ヒバリには大きすぎるがケリには似合うサイズかな。
 散歩途中の花々も秋らしくなってきた。ゲンノショウコやアキノタムラソウなどが、もう季節は秋だよと告げているようだ。6月頃から咲き出すツユクサはずっと「梅雨草」だと思い込んでいた。ところが正しくは「露草」で秋の花だと言うことを最近になって知った。民間薬として古くから使われてきたが、染料としても使われ、直ぐに色落ちする性質を利用して、友禅や紋染めの下絵に使われるようになった。ロク的には食用として利用したい。水菓子の中に花を入れるとお洒落だと思うのだが。


「真桑瓜 昭和も遠く なりにけり」

地獄花(キツネノカミソリ)


 明け方地震があり飛び起きた。10日ほど前にもあったのでまた群発地震の再来かと思い、地震情報を確認してみた。今回は岐阜が震源地で能勢は震度2の揺れだった。この地震の影響が大雨後の地盤に影響を与えないことを祈るばかりだ。
 長く降り続いた雨がようやく上がってくれたので、この晴れ間を逃してはならないと雨靴を履いて堤防沿いを視察してきた。水量こそ多かったが濁流とまではなっていなかったので一安心である。数年前の豪雨時には土砂崩れなどあり何ヶ所も道路が寸断された。隣町の豊能町では少し道路が通行不能になった処もあったようである。
 土手道にはキツネノカミソリが咲き出してきた。今年はなぜか嬉しくなれない。お盆だと言うこともあり、キツネノタイマツ、キツネユリ、キツネバナと言う負のイメージが強くって、毎年のように愛でてやる気持ちになれない。毒草として忌み嫌われてきた毒花イメージが全面に出てしまい、タイトルの地獄花につながってしまった。デルタ株のまん延、全国的な異常気象などが根底にあるからだろう。
 それでも我が家では幸せいっぱいで、4頭目のジャコウアゲハが羽化してくれた。雨の上がるのを待っていたのでろう。サナギの段階で羽化できるかの状況判断をしているのだろうか?アマガエルの保護色能力しかり、ジャコウアゲハの羽化判断然りである。


「送り火を 流れの際に 咲かす花」

幽閉😞

         チョコレート色まで変身したアマガエル


 全国の皆さまも同じ思いでお過ごしのことと拝察しているが、アクティブ・ロクと名乗っている僕にとっての幽閉は本当に堪える。たとえ自粛生活を余儀なくされていても、近場の山や散歩観察などでそれなりにストレス発散をしてきた。それが線状降水帯の影響で外出もままにならない日の連続である。ニュースを見ながら身内は大丈夫だろうかとの心配もしなければならない。台風余波以後そんな鬱屈した状態の連続である。
 敷地内を傘を差しながらジャコウアゲハの羽化や、サギソウ開花の様子などを確認するが、記録に収めることまでは出来ない。数輪増えているが、最初に咲いた分がもうダメだとばかりに羽を閉じ出した。アマガエルがベランダの手摺りと同色になっている。今までも保護色になるのは何度も確認したが、チョコレート色にまで変色出来る能力には驚いた。
 カラスウリ雌花の蕾が夜には開花しそうなのを見付けたので、今夜の楽しみは開花の様子をつぶさに観察してみようと、室内に持ち込んで一輪注しに差し込み夜を待った。9時過ぎまでしか付き合いきれなかったが、一応全開してくれたので観察を切り上げた。今朝確認してみると閉じかけた雌花が所在なさげにテーブルにあり、何か悪いことをしたよう気分になってしまった。あれだけの雨ならば、蛾も寄ってこなかっただろう!との言い訳を思いついて自分自身の免罪符とした。


「秋雨の 花も実も無き モノトーン」