ロクさんのアクティブライフのブログ

自然観察を通してのシニアの元気報告を575に託してお届けします。

自然観察を中心に、アクティブに活動している様を、
写真とコメントを交えて俳句にまとめています。
毎日発信でシニアの元気報告になっています。

バックムーン(男鹿月)

             カーネーションが粉々に

              風船はどうなるかな?

           セラミックと磁石で超伝導体の実験


 7月の100%満月は昼間に当たるので、昨夕から今夕にかけて観る月がほぼ満月に近いだろう。今月の満月はバック(バク)ムーンと呼ばれて、鹿の角が生え替わる時期を意味するらしい。ウルフムーンに始まり、ピンクムーンなどもブログ紹介してきた。満月の名称は1月から12月まであり、それぞれに謂れがあるので、月々の意味をイメージしながら月を愛でるといっそう楽しくなれるだろう。たまたま夜中に目を覚ましたので、これ幸いとバックムーンを撮ることが出来た。今日も素晴らしい1日になれるような予感がする。なつのよの
 科学館に行った日が夏休みに入っていたから、特別企画としてサイエンスショーが催されていた。テーマは「マイナス196度の世界」と題した液体窒素を使った科学実験である。別に目新しいテーマではないのだが、実際に実験に立ち会うと感慨ひとしおというところか。もう一度子どもに返りたい衝動に駆られる。
 液体窒素の中にカーネーションの花を浸けると瞬時に凍ってしまい、ガラスが割れる如くに粉々になってしまう。風船やボールが縮んでしまったりすることに、子どもたちの驚きの声が湧き上がる。ヤカンに液体窒素を入れると、周りの空気中酸素が冷やされて液化しているのまで見せて貰った。更に驚いたのは、セラミックと磁石の実験では、形状記憶が出来ている様を確認できた。知らないことばかりで、目から鱗が落ちる連続だった。


「夏の夜の 満月何故か 気怠そう」

科学館へ


 避暑先として思い浮かべたのは映画館と図書館だった。ところが能勢にはそのどちらもない。辛うじてある図書室では長時間すごせる環境ではない。仕方なく遠征を余儀なくされた。ところが365連休呆けしているシニアには、夏休みと連休が重なっていることに気付かず出掛けてしまった。
 大阪市立科学館には家族連れが押し寄せ、ごった返していると言う有様である。ワクチン接種を終えているので余り気にすることもなかったが、絶えずアルコール消毒を繰り返しながらの観覧となった。入場時に検温とマスク着用チェックを受けるものの、展示物に手を触れて楽しむようになっているので、子どもたちへの感染リスクが高いような気がする。
 長居植物園にある大阪市立自然史博物館では7月中旬から10月半ばまで「アインシュタイン展」が開催されている。そのダイジェスト版と言うべき展示が科学館でも観ることが出来る。博物館では1500円の入場料が必要だが、科学館では400円というのが嬉しい。その差額を昼食時のビール代に回せる!なんて凡人はすぐに小市民的発想になってしまう。
 相対性理論など展示パネルを読んでまわったが、枯渇してしまった頭にはなかなか内容まで到達できない。ノーベル賞受賞100周年にあたり、ユニークな彼の風貌と人となりに触れて「格好いいじゃん!」と思っただけで良しとしたい。


「ビール乾し 仕入れた知識 泡と消え」

虫除けトンボ

            ハグロトンボとシオカラトンボ♀

               トンボの工作見本


 難題を持ち込まれた。「虫除けトンボ」を作ってと言う依頼だ。妻の山歩き仲間から教えられたのは、オニヤンマのブローチを着けていたら、捕食対象の虫たちが防衛本能から近付かないらしい。そこでオニヤンマのブローチ作りのお願いになった。僕よりもサークル仲間の赤トンボさんを紹介しようかな。彼女は赤トンボのブローチをたくさん作ってこられた実績をお持ちだから。
 トンボの工作は今まで何種類も作ってきたが、オニヤンマまでは作っていない。基本的には子ども対象の自然工作なので、自然素材を貼り合わせるだけの簡単工作である。もちろん色を塗ったりしなかった。ところがオニヤンマらしく作ろうと思えば、彩色無しには表現できないだろう。虫目線で作らなければ虫除け効果は望めない。
 先ずはトンボ観察をしなければと花壇周辺を見渡す。放置花壇に来てくれるのはハグロトンボやシオカラトンボぐらいで、オニヤンマなどは訪問してくれない。しばらく観察を続けたが参考にはならなかった。虫たちが怖がるのはオニヤンマの頭部だろうか?子どもの頃トンボ釣りをして、鋭いアゴで噛まれたことを思い出す。取りあえずは全体の雰囲気を似せて作ってみようかな。完成させて虫除け効果が望めたら特許が取れるかも知れない!などと夢想する真夏の午後だった。


「二度わらし 未だにトンボ 追っかけて」

皇帝キノコ(タマゴタケ)

            断崖絶壁


 2日続けての山歩きとなった。永らく山歩きをしていないので、足慣らしのつもりで地元の三草山に登ってきた。アプローチ途中では日陰を求めての歩きになり、たえず水分補強と休憩の繰り返しでゆっくり登山になる。目的が足慣らしのつもりだからまあ良いか。
 昨日は妻が所属する新婦人の山歩き小組を、京都府に位置する天狗岩から掃雲峰に案内すると言うことで、やむを得ぬ配車の都合でお邪魔虫として参加を許された。天狗岩には下見を含めて何度も訪れているが、岩の上まで登られる方は数えるほどしかいない。今回もたぶんパスされるだろうと思いきや、折角来たのだからと全員がチャレンジされた。さすが山歩き小組だと感心する。
 今回の自然からの贈り物は、茸マニアには垂涎のタマゴタケを何ヶ所でも見付けたことである。ヨーロピアンの間では皇帝キノコと持て囃されている茸である。日本では各種キノコが栽培され、スーパーの店頭に並ぶので、野生キノコ採りをする方は限られている。あまりにも綺麗なタマゴタケは、同属の毒キノコが存在するので、同じよう毒キノコだとして敬遠される。そこが付け目である。同行した皆さんは食べた感想だけを聞かせてほしいと仰る。けっして試してみたいという方はおられなかった。ソテイで戴くはずだったが、バター味をきかせたホイル焼きにしてみた。珍しい赤のスパーリングワインを頂いたのが間に合った。


「お出掛けかい 赤い帽子の 卵茸」

五八寸(ごはっすん)?

            まるでツチノコ


 何時もブログ訪問して下さる方のFacebookに紹介されていたのが、ここに紹介した写真である。ご本人の承諾を得て転載させて頂いている。見るからに猛毒のツチノコだろうと想像してしまう。普通の蛇と違って姿形はビール瓶のようだと擦り込まれている。もちろん伝説の生き物だが「ツチノコ探し」が話題になったこともある。今でも探し歩いている人がいるかも知れない。
 地方によって様々な呼び方をされている。能勢と同じ郡内にある隣町の豊能町の初谷渓谷にも「槌の子蛇」伝説があり、この辺りでは「五八寸(ごはっすん)」と呼ばれていたらしい。胴回りが五寸で、長さが八寸と言う寸胴型の猛毒蛇と言うことになっている。初谷渓谷の「五八寸」は大人と一緒だと姿を見せないが、子どもだけだと出てくると言う。危険な処に子どもたちは近付いたらダメと言う戒めに使われていたようである。
 蛇伝説ついでに、蛇が蛇を飲み込んでいる画像を紹介したい。こちらは正真正銘の目撃画像だから伝説話しではない。かなり前に撮った写真だが、朝立ちの時に爬虫類好きの子どもがトカゲやカナヘビを捕まえてロクに渡してくれる。その子のためにプリントしてやろうと探し出した画像で、折角の機会だからブログでも紹介したくなった。気持ち悪がられる方もおられるので、スルーし易いように画像配置を換えておいた。


「山歩き 蛇が出ぬかと 気もそぞろ」



<スルーして下さい>