ロクさんのアクティブライフのブログ

自然観察を通してのシニアの元気報告を575に託してお届けします。

自然観察を中心に、アクティブに活動している様を、
写真とコメントを交えて俳句にまとめています。
毎日発信でシニアの元気報告になっています。

鮎釣り

              お盆初日の飲みっぷり


 最近地元の川に鮎釣り師の姿をよく見かけるようになってきた。河川管理の方に伺うと、放流もしているが、手のひらサイズの天然鮎が一庫ダムから遡上するので、それを狙う釣り師が押し寄せてくる。もともとは下流の兵庫県側が鮎釣り場だったようだが、鮎は更に上流の能勢まで遡上しているので、大阪府側に鮎釣り師も流れてきたようである。
 松茸、栗拾い、猪鍋ぐらいでしか客を呼べず、閑古鳥の鳴く料理旅館も、鮎の遡上でおとり鮎まで扱うようになり、思わぬ恩恵を鮎がもたらせてくれたようだ。鵜飼でも出来るようになれば鮎茶屋として息を吹き返す事が出来るかも知れない。
 最近でこそ釣りには行かなくなったが、遊びの中で釣りは大きな比重を占めていた。ロフトにはまだ未練がましく釣り道具を処分しきれずに残してある。色んな釣りをするのだが、基本的には食べられる魚と言うことで海釣りになる。渓流釣りにも連れて行って貰ったが、フライや毛針釣りまでには辿り着けず、開高健の本で楽しむ程度だった。従って鮎の友釣り経験は全くない。琵琶湖の支流で稚鮎釣りを楽しんだ程度である。
 投網で鮎を狙おうと、網作りの人から直接購入して、何度か投げたことがあるが、すばしっこい鮎は錘の下をかいくぐって上手く逃げる。誰かが直ぐに網を押さえ込んで逃がさないための助手を必要とする。高額で作って貰った投網は、淀川のボラを狙っているときに杭に絡ませてしまい、うたかたと消えてしまった想い出まで蘇ってきた。


「友からは 稚鮎の写真 だけ届き」

雨の墓参

    意外に美味しかったトマトステーキ(初収穫のミニトマトも添えて)


 お盆の帰省は控えてくれ!日頃合わない人との会話もダメだ!などと慌てふためいて規制をかけているが、誰が訊くものかと思ってしまう。変異株の猛威はオリンピック開催以前から叫ばれていた。そんな専門家の声を封じ込めて突き進んでしまった結果が、今の状態を招いている。最近は日本全国がオオカミ少年的になっているので、お上の言うことを誰も信じなくなってしまった。我が地域が緊急事態宣言発出エリアか、はたまた「まん防」地域なのか?も判らなくなっている。
 お盆には迎え火を点してお迎えすることになっているのだが、コロナ禍では仏様も傍目を気にして帰りづらい事だろう。と言うこともあり、こちらからお墓に出向き「帰って来なくっても良いよ!」と伝えに行った。ときおり激しい雨の降る中、慎重運転で霊園に向う。道中込んでいたので、かえって安全運転に貢献してくれた。お盆の1日前と言うことなのか霊園はがら空きだった。例年はクーラーも効かないほどの車内だが、今年は冷房不要の走りも出来て、やっと夏場の一仕事を終えた気持ちになれた。因みにお彼岸もご無沙汰続きで、お盆だけの墓参りでお茶を濁している。
 8月5日に咲き始めたサギソウは、昨日確認すれば36輪目が開花していた。100輪も咲いてくれるかと期待したが、50~60輪止まりになるだろう。今日はジャコウアゲハの羽化もあるかも知れない。線状降水帯が邪魔しなければ良いのだが。


「コロナだよ 還ってくるなと 迎え盆」

風蝶草(フウチョウソウ)との出会い

          龍河渓谷遊歩道に群生するフウチョウソウ

             ヨウシュチョウセンアサガオ


 今日から1週間ほどは梅雨末期を思わせる気圧配置になると気象庁は予報している。確かに夜中から激しい雨が降り出した。そんな週間予報が出ていたので、昨日の晴れ間は逃せないと近場の渓谷歩きを楽しんできた。予報では洗濯日和と言っていたが終日の曇天だった。朝一の観察では3頭目のジャコウアゲハが羽化したばかりだったが、たぶん帰宅するまで居残ってくれるだろう!と判断して散歩を優先した。
 今回の渓谷歩きでは珍しい植物2種に出合えることが出来た。どちらも群生状態で蔓延っている。帰宅して調べるまで名前が浮かんでこない。帰化植物図鑑をお持ちの赤とんぼさんに写真を送り調べて貰うことにした。もちろん僕も図鑑とか今まで撮りためた画像など参考に調べる。奈良の柳生街道入り口辺りで出合ったことがあるので、再度調べて貰うとヨウシュチョウセンアサガオだと判断できた。
 初めて目にする花は、如何にも園芸種という雰囲気の優雅な花で、服部緑地の花壇で観たような記憶が残っている。ところがダムに注ぐ渓谷に群生しているというのが何とも理解しがたい。ひょっとして貴重種を見付けたのかもとわくわくしながら調べを進める。アカバナ科のハクチョウソウやオイランソウなどの仲間を経由して辿り着いたのが、タイトルのフウチョウソウである。和名ではセイヨウフウチョウソウと言われていて、熱帯アメリカ原産で明治の初めに渡来してきたらしい。それが帰化状態で野生化して分布を拡げている。風に舞う蝶をイメージして名付けられた。こんな綺麗な花なら日本に根付いてくれても良いかな。


「風に舞う 蝶が秋雨 呼び寄せて」

買い出し🐟

          台湾ホワイトパイン

                 茗荷の花


 近くに道の駅があるので新鮮野菜には不自由しないのだが、タンパク質の調達までは出来ないのでスーパーに頼ることになる。ところが地元スーパーはコンビニに毛が生えたぐらいの規模だから品数が少ない。それでも一時は、流通に乗らない日本海水揚げの珍しい魚などが鮮魚売り場に並んだ事がある。おかげで何種類もの初対面の魚にありつけた。精肉売り場でも代わり映えしない展示で、食指が動かない。経営努力が感じられない。やがて潰れるのではないだろうかという心配までさせる体たらく振りである。
 そんなこともあり週1度ぐらいは、不本意ながら車で隣町まで買い出しに出掛けることにしている。お気に入りは鮮魚が安く手に入るスーパーである。もちろん果物なども調達しておく。夏場は需要が少ない焼酎なども廉価になっているのでストック用として購入する。黒霧島が5パックも貯まってしまった。
 お目当ての鮮魚売り場ではグレ・鯖・ブリ短冊がゲットできた。締めて1000円ほどの買い物である。帰宅してから板長ロクを演じたのは言うまでもない。グレは30㎝に届かない小振りだったので、刺身4種類まで作れない。すべて湯引きにしてみた。ブリはもちろん刺身に切り揃えるだけである。鯖はいつも塩焼きか煮付けにするのだが、今回は日持ちのする蒲焼きにしてみた。青じそや茗荷は家で摘めるので料理のツマに重宝している。


「板長の サポート役に 茗荷の子」

トンボ量産へ


 サギソウの開花確認とサナギの羽化確認が最近の日課になっているのに、昨日は台風余波でそれどころではない。長編小説「親鸞」をまだ読み終えていなかったが、図書室がクローズされる心配があったので予備に何冊かを前借りしておいた。ところが昼間に本を読む習慣がない。縁側にタマが居て、ロッキングチェアーに揺られ、紅茶を喫しながら読書をする環境が整っていないからである。
 日がな一日、身を持て余しそうである。そこで、虫除けオニヤンマの最終到達バージョンの量産に取りかかることにした。取りあえずは「虫除けトンボを作って!」と依頼された妻の山仲間たちに差し上げなければならない。羽根作りも試行錯誤を繰り返し、なんとか印刷図案作成までに漕ぎ着けた。後は羽根材料だけである。今でも製図用のトレーシングペーパーがあるのだろうか。それに印刷してパウチすれば羽根らしく仕上がると思っているのだが。たぶん子どもたちに工作提供する頃までには確定することだろう。
 あれだけの雨と強風だったのに、今朝確認してみるとサギソウは14輪に増え、何事もなかったかのように風に揺らいである。頂いたトマトの苗についた実も赤く熟してきている。絶滅危惧種のムラサキだけが倒れかけていたので、支柱に結わえておいた。


「今回は 挨拶代わりの 初嵐」