ロクさんのアクティブライフのブログ

自然観察を通してのシニアの元気報告を575に託してお届けします。

自然観察を中心に、アクティブに活動している様を、
写真とコメントを交えて俳句にまとめています。
毎日発信でシニアの元気報告になっています。

夏椿

         花びらの一枚一枚にも特徴のあるナツツバキ

           ヤマシャクヤクに似た坊主頭の蕾


 好きな花の一つナツツバキです。ロクはどちらかと言うと白花に惹かれる傾向があります。清楚な雰囲気を持っているからでしょう。山に自生していますが、仏教寺院などに好んで植えられています。ツバキ科ですが落葉するので、別種としてナツツバキ属に分類されています。樹皮に特徴があり、10年ぐらい経つと剥げ落ちて灰白色の斑紋が出来、赤褐色との対比の美しさが好まれています。一日花で他のツバキと同じ様に、花びらと雄しべなど塊で落花すのも日本人好みなのでしょう。
 今でもナツツバキをサラソウジュと思い込んでいる方がいます。確かに別名でシャラノキと呼んでいるからです。昔の僧侶がナツツバキを見て、これが沙羅双樹だと勘違いしたのが始まりです。インド原産の沙羅双樹はフタバガキ科の植物で、日本では育たないようです。仏教の三大聖樹の一つで、お釈迦様が入滅した四方に沙羅双樹が植わっていたとされています。誕生した場所には無憂樹があり、悟りを開いた場所には印度菩提樹があったと言い伝えられています。
 昨夜は何度も避難勧告のエリアメールが届きました。避難場所まで行く方が危険なので、なるようになるさとケセラセラ気分で一夜を明かしました。もちろん熟睡です。今朝もロクを家に閉じ込めるべく降り続いています。被害に遭われた方にお見舞い申し上げます。


「夏椿 墨絵世界に 昨日今日」

雨台風

             雨を連れ風が田んぼで右左

             アオサギはお構いなく採餌中


 前夜から台風の進路が気になり、絶えず情報収集に気を配っていた。と言うのも仲間のボタニカルアート展に誘われていて、昨日が最終日だった。何事にもあまり動じない性格だが、大雨情報を押して出掛けるにはリスクが大きい。我がサークルにも参加して下さった方なので、礼儀としても訪れたかったが、今回は涙をのんで断念した。窓から田んぼを吹き渡る風の流れと、時折うなる音を聞きながら日がな一日を過ごした。雨も外出を許さないぞという程度に降っている。
 こんな時はパソコンに向かって宿題を片付ける。月一度の男の料理教室のレシピ作りからスタート。出来上がったものは直ぐに会員さんに発信しておく。トンボのメガネの次回案内は出しているが、その次の案内も用意しておかなければならない。それも仲間との共同作業で仕上げる。後は毎日撮り溜めている写真の整理だ。
 今日も終日の雨予報。それも半端じゃない雨が降り続きそう。トンボの例会を明日に控えているが、雨は止みそうにない。基本的には雨天決行としているが、降り続く雨では交通のことも考えなければならない。今日も雨から眼を離せない一日になりそうだ。


「台風の 一過とならず 雨残し」

仲間たち

            オオハンゲ

           ロクの紙芝居に登場するカーおばさん


 昨日も夕方に雨予報が出ていた。妻の山歩きグループの集まりが心配と言う事で同行を頼まれた。夏太りのロクに異存のある筈はない。多分2~3人で歩くことになるだろうと箕面まで出掛けた。1週間前に山サークル「50歩100歩」で来たばかりである。駅に付くと既に何人かの女性が集まっておられる。別に僕が来なくっても良かった。このグループはまさに女性ばかりの山歩きの会である。皆さんの許しを得て、最後尾から口を挟まずついて歩くだけにした。基本的にはご一緒に旅をしたり、映画の上映運動でわざわざ能勢まで来て頂いたり、など顔馴染みの方ばかりである。出来るだけこちらから話をしないように心掛けているが、俳句の結社に入って活動されておられる方もいて、それとなく話が合う。おかげで良い汗をかかせて頂いた。
 捕虫網でもないとなかなか獲れないタマムシがコース途中で休んでいる。誰かに獲られそうなので木の生い茂っているところまで連れて行ってやる。帰り道には顔馴染みの烏が精悍な顔つきで、皆さんの写真撮影に主役顔で協力している。ここではみんなからカー君と呼ばれているが、僕の紙芝居ではカーおばさんで登場する。生き物たちを仲間として敬愛する切っ掛けになったのは、アフリカのサバンナで野生の動物たちに出合ってからである。人間も同じ地球に生きるホモサピエンスでしかないのだと・・・。
 植物仲間ではオオハンゲ(大半夏)が自生している処を教えて貰った。ハンゲショウの仲間ではなくサトイモ科で、カラスビシャクを大型にしたような仏炎苞を持つ。カラスビシャクとの違いは葉柄にムカゴが出来ないことらしい。婦人病の薬草としても知られている。


「夏嵐 先の見えない 虫や鳥」

訪問者

          ミョウガで翅を休めるクロカワトンボ

       食べる個所だけ遮断してから摂食するクロウリハムシ

                箱庭ジャングル

             早々と姿を見せた赤トンボ

                 今朝の朝焼け


 箱庭ジャングルには昨日も訪問者があった。クロカワトンボはいつも翅を休めに来る。昨日はハキリバチが来ているところを観察したいと、カメラを用意して待っていたが巡り合わなかった。訪問跡が増えているので足繁く来ている筈なのだが。
 その代わりにクロウリハムシが訪問していた。彼は葉を摂食する際に、先ず、葉に円形の傷を付ける。その後、円形の中の葉を食べるという独特の摂食行動をとる。葉が出す苦味や粘性などの防御物質の流入を遮断する「トレンチ行動」だと考えられている。本当に自然界の営みには眼を見張るものがある。
 日がな一日御隠居さんを演じておられないので、車で家から30分ほどのるり渓温泉に行き、1時間のプール歩きをして来た。休憩なしで1時間歩くのを旨として、脚が吊る寸前まで歩いてきた。敷地内に遊歩道もあるので、温泉上がりの爽やかな気持ちで散策を楽しんだ。
 洞窟に閉じ込められたタイの子どもたちが無事!と言うニュースが朝焼けとともに届いた。何か良いことを予感出来る一日になりそうだ。


「足繁く 来ては去りする 夏の虫」

葉切蜂

           日本の将来が危ぶまれる種子法廃止

        平和都市宣言している豊能町の町長挨拶(代読)

          解散地・能勢町長からのメッセージ(代読)


 我が家の花壇は手を加えていないので、色んな植物が好き勝手に繁茂している。木本ではビワ・カキ・ゲッケイジュ・マユミ・マンリョウ・クチナシ・クロチク・コムラサキが押し合いへしあい何とか生き延びている。草本では今の時期ミョウガがほとんどを占領しているが、キクイモがそれを押しのけて大きくなってきた。ヘクソカズラなどのツル性植物も絡み付いて伸びている。そのお陰で色んな生物たちが訪問してくれる。クロカワトンボであったり、今年はヒメボタルまでが来てくれた。アマガエルの赤ちゃんもたくさんいる。まさにビオトープ環境である。
 箱庭ジャングルの中を覗いてみると、葉っぱを綺麗に切り取った跡が散見できる。これは幼虫が食べた後ではなく、ハキリバチの仲間が持ち帰った後だ。切り取って持ち帰るのを観察したが、あいにくカメラが傍に無かったのでハチの姿を撮れなかった。こんなに綺麗に切り取るのはハキリバチしかいない。多分近くに巣を作っているのだろう。
 入口には山芋門被りがある。普通は門被りには松やイヌマキが使われるが、ロクは一石二鳥をねらってヤマイモ仕立てにしている。芋を掘り出すのではなくムカゴを採取するためである。これにも大きな幼虫が住みつき暫し観察できる。
 一昨日はキノコ観察会から帰宅してすぐに、種子法の勉強会に参加した。昨日は原水爆禁止の国民平和行進があったので、宣伝カーの運転手として参加してきた。少しでも社会に関わり子どもたちの未来へ、美しい地球をバトンタッチしたいとささやかだが行動にも参加している。何事につけ傍観者でおれない性格だから。


「半夏生 命を育む 葉切虫」