ロクさんのアクティブライフのブログ

自然観察を通してのシニアの元気報告を575に託してお届けします。

自然観察を中心に、アクティブに活動している様を、
写真とコメントを交えて俳句にまとめています。
毎日発信でシニアの元気報告になっています。

グー・チョキ・パー

      グー・チョキ・パーを探して下さい


 葉が3裂するウコギ科のカクレミノである。ウコギ科といえばタラノキ・コシアブラ・ハリギリ・タカノツメ・ヤマウコギ・ウドなど山菜としてよく利用させて貰うお馴染みの植物たちである。だからロク的なイメージとしてウコギ科は食用になるとの刷り込みが出来ている。ところがカクレミノは常緑樹で葉もしっかりしているので、とても食べられるとは思えない。同じ仲間のヤツデも常緑樹だから端から食べる気がしない。ウコギ科の落葉樹と草本だけが山菜として利用できるのかも知れない。今朝の発見!
 若木の頃の葉は3裂するが、成木になるに従って切れ込みがなくなってくる。その過程で2裂するものまで出てくるので、それらを見比べてもらいグー・チョキ・パーの木として覚えて貰うようにしている。ダンコウバイなどでも見られる葉の変化である。
 ところで10月頃に紫黒色に熟した液果はヒヨドリの大好物で、排泄物で勢力を拡げている。もともと関東以西の沿岸部に自生しているが、湿り気のある照葉樹林内でもよく見かけるヒヨドリが種散布する日本原産種である。
 陰樹で常緑のために庭園などにも植栽されているが、用途として、樹皮に傷をつけると白い樹液が出てくるのを黄漆と呼び、家具の塗料として使われるらしい。


「北風が ジャンケンポンも 遠ざけて」

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