梅一輪
梅一輪一輪ほどの暖かさ(服部嵐雪)に誘引されて観梅に行った訳ではないのだが、節分に観察会を予定しているので、その下見に服部緑地公園を訪ねた。テーマは野鳥観察と観梅。コース確認と時間配分が下見の目的だが、期待の野鳥がいるかなと歩いてみた。アオバトがいるエリアにはカメラマンの姿が見えない。カメラを持ったバーダーは森の一点に集結している。我々は鳥屋ではないので邪魔をしないようにその場を離れる。水鳥の池に行くと予想通り各種の渡り鳥が来ていたので、本番での観察に望みをつなげられた。
服部緑地には梅林があるのだが、地名にあやかって服部嵐雪をイメージし造園したのだろうかとロクの好奇心が膨らむ。殆どが蕾膨らむ状態だったが紅梅が一本満開だった。所々で一輪二輪咲いていたので、皆さんへの案内チラシ用に撮って来た。“梅は咲いたか桜はまだかいな?”などと梅と桜は対比されるが、植物図鑑でウメは検索出来るがサクラでは検索出来ない。と云うのはウメはサクラ属の仲間で、厳密にはサクラと云うのは属の名前だから存在しない。正しくは○○ザクラとして調べる。全国的にこの冬一番の冷え込みが続いている。せめて梅一輪で春を感じたい。
「梅一輪 咲いてみたけど 違えたか」