獅子と狛犬
弁柄漆の獅子
有角狛犬の姿
新しく建立された中山観音の五重塔
昨日は50歩100歩と云う山グループからお馴染みの中山最高峰まで登って来たが、何時ものルートと逆コースを辿った。初めに清荒神に立ち寄り、安全登山をお願いし、雪道を中山観音「奥の院」目指して登った。地元の山が真っ白なので、多分雪も多いだろうとアイゼンまで準備して行ったが、最後まで装着なしに下山出来た。メンバーは簡易アイゼンを着けていたが、我々は凍結した能勢から出て来ているので、これ位でという変な奢りとプライドがある。奥の院に着くと本殿前に狛犬が置かれているので、左右の違いを見て貰い、一方が獅子で、角のあるのが狗だ、と知ったか振りをして教えてあげた。実はトンボのメガネの仲間からの受け売りである。
違いを知ってから、寺社に寄った時には確認するようになった。飛鳥時代に日本に伝わった頃は左右同じの獅子だったらしい。平安時代になり獅子と有角の狗を配置するようになったとのこと。左右両者を含めて広義な意味で狛犬と呼んでいる。獅子が口を開けているのが開口音の「阿」で、有角の狗は口を結んでいるから合口音の「吽」となる。頂上で冷え切ってしまったので、打ち上げは暖かいお好み焼きにまっしぐら。
「何にする 阿吽の呼吸 温きもの」