借り物・買い物
取り寄せて貰ったねんてん先生の「文学のある日々」壱・弐
藤沢初期作品
服部先生の著書と編著
素人では捌けないエビスダイ(ヨロイダイ)をゲット
箕面から能勢に引っ越しする時に殆どの本を処分した。図鑑や全集などを車に積み込んでリユースのお店に持ち込んだのを思い出す。処分費こそ取られなかったが、お店で見付けた植物の古本代金にも満たない端金で引き取られ、いまでも惜しいことをしたと悔やんでいる。それ以来、本は買わずに借りるというスタイルが定着していた。ところが能勢には図書館がなく、規模の小さな図書室しかない。書棚を探しても読みたい本が見つからない。せめて芥川賞と直木賞受賞作ぐらいはストックしておいて欲しいのだが。一時読みあさった開高健や大江健三郎などは過去の人とばかりに姿を消してしまった。
時代小説なども好きなので池波作品にも親しんだ。映画で「武士の一分」や「たそがれ精兵」が脚光を浴びたので、藤波作品にも親しみを覚えて、今では好きな作家の仲間入りをしている。書棚で未刊行の初期短編集を見付けたので借りだして読んでいる。
まだ読み終わっていないのに予約しておいた坪内稔典さんの本が届いた。エッセイ集で「文学のある日々」と続編の「屋根の上のことばたち」である。ねんてん先生は俳句教室でお世話になっているので、本来なら購入したいところだが、読んでみてから蔵書に加えるかの判断をすることにした。毎月一度新聞に掲載されるのを拝見していたので、纏めて読んでみたいと思った。以上が最近の借り物ばなし。
地球環境「自然学」講座の講師の本などを薦められたりする。そちらは図書室では調達できない類いなので、どうしても購入することになる。大学の名誉教授クラスの方々のご本なので高価だし、肩が凝りそうな内容である。自然保護活動に携わる者としては、バイブル的な意味合いを持つと納得させて財布の紐を緩めることになる。と言う買い物ばなし。
「眠たいと 脳が渇望 春霞」