ロクさんのアクティブライフのブログ

自然観察を通してのシニアの元気報告を575に託してお届けします。

自然観察を中心に、アクティブに活動している様を、
写真とコメントを交えて俳句にまとめています。
毎日発信でシニアの元気報告になっています。

幹か枝か?

           捩れた「枝」が特徴のソメイヨシノ

                 桜の紅葉

             島根県からのプレゼント


 再びの出雲訪問になってしまった。先週は駅前の若者仕様のホテルを取ったが、ただ広いというだけのデラックスルームだった。昭和生まれの妻は、アメニティなどのサービスが欠ける7000円弱の素泊まり料金に満足できなかったようだ。ならばということで4000円台の格安ホテルを探し出した。概略図を参考にして決めたが、出雲駅から30分以上も歩かなければ辿り着けない塩冶という不便な場所にある。移動にバスとタクシーを利用してみたが、余裕のあるときには歩きを基本にした。歩くと色んな発見が出来る。
 今は史跡になっている処に、葉を紅く染めつつある桜の老木が公園を囲むように植わっている。樹形から判断するとソメイヨシノということが直ぐに判る。この桜は実を結ぶことが出来ないので、挿し木で増やしていくクローン桜である。環境で多少の違いがあるものの、花を一気に咲かせるというのもクローン桜だから出来る芸当である。
 樹形に大きな特徴を持つ。年を経るにつれて右側に捩れて行くという特徴が表れてくる。捩れた桜を見付けたらソメイヨシノだと断定しても間違いないだろう。植物学者によるとソメイヨシノは枝を挿し木したものだから、種から生長した樹木に観られるような「幹」を持たず、単に「枝」が肥大化したものだと考えられている。定説になっているのかは判らないが、捩れていくのは枝を維持するための、ストレスのなせる技と考えられている。
 地元の格安ホテルに宿泊したが、島根県からお酒と米のプレゼントを頂いた。駅近くのホテルに泊まった義兄たちはそんな恩恵にはあずかれなかったようである。ウッシッシ!


「ひらひらと 義母101葉で 散り去りぬ」

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