ロクさんのアクティブライフのブログ

自然観察を通してのシニアの元気報告を575に託してお届けします。

自然観察を中心に、アクティブに活動している様を、
写真とコメントを交えて俳句にまとめています。
毎日発信でシニアの元気報告になっています。

とんど焼き


 関西での正月は昨日までで、15日は小正月とか女正月などと呼ばれて、ぜんざいなどを頂く風習が残っている。この日を境に正月飾りや縁起物など処分して正月を締めくくる。その方法として伝わってきたのが「とんど焼き」という火祭りである。地方によって「左義長」とか「道祖神祭」とか様々に呼ばれている。門松や注連縄を目印に訪問してくれた歳神さまを、とんどの煙とともに見送るという思いがあるらしい。
 大阪のてっぺん能勢町でも「とんど焼き」が村ごとに行われてきたが、最近は住環の変化などもあり、伝承されている地域は少なくなっているようだ。幸い我々の地域は規模こそ縮小傾向にあるものの、今なお続けられているのは長老が健在だからだろう。地域の小学校でも催されていたが、6校が廃校されて1校に纏められてからは、子どもたちの楽しみもなくなってしまった。
 昨日はひとくらクラブの例会日であったが、年末に作った注連縄を処分したかったし、貴重な伝統行事としての「とんど焼き」が絶えるまでは記録に残しておきたい。子どもが少なくなってしまったので猪子祭も途絶えてしまった経緯がある。今回のとんどでも子どもの書き初めなどは持ち込まれなかった。辛うじて鏡開きした餅を青竹に挟んで焼くお宅が数件あった。とんど参加で家内安全・無病息災のご利益がお裾分けされたかどうか・・・。


「とんど焼き 孫に自慢の 爺主役」

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