蓮華草
バスゲームで使っていた漢字カード(参考画像)
レンゲソウは一輪で観ても綺麗な花だが、群生しているのを離れて見るのも捨て難い。一輪といっても、長い花茎の先に咲いているのは7~9個あるマメ科の集合花である。「手に取るなやはり野に置け蓮華草」の句は、大好きな言葉としてインプットされている。本来は遊女を見受けしようとした友人にあて、戒めを込めて詠ったようだが、ものにはそれにふさわしい場所がある、という故事として広く使われるようになった。僕たちは自然観察会の戒めとし、持って帰らないのルールとして使わせてもらっている。
レンゲソウは空気中の窒素を採り入れて、地中の根粒菌と共生するので、緑肥として使われていたが、最近は化学肥料の普及と機械化で、蓮華畑を見れなくなってしまった。無農薬の緑肥を使ったご飯を食べてみたい。
漢字で紫雲英と表記してレンゲソウと読ませるが、山の案内をしている時、バスの中で植物の漢字を読んで貰うゲームに使っていたこともあった。色んな薬効があり、食用にもなる上に、漢字までが役立つとは(*^_^*)
「道端で 名残僅かに 蓮華草」